ウィーン、若年層をターゲットに「モダンで若い斬新的な都市」をアピール

5月21日には東京都内で会見が開かれ、来日したウィーン市観光局局長のノルベルト・ケットナー氏が「交流年を機会に様々なイベントを開催していきたい」と挨拶、「ウィーンは永遠に美しい街だが、一生に一度ではなく、来年も再来年もまた来てもらうために『今』のウィーンを見てほしい」と今年にかける意気込みを語った。ケットナー氏によると、先ごろウィーン市では日本人を含む1万1000人にアンケートを実施、その結果、「現代のウィーンに多くの人が関心を寄せていることが分かった」という。
会見には、プロジェクトに参画している現地のクリエイティブチーム、ユーランド・バルセロナ・ヴィエナからも関係者が出席、プロジェクトディレクターのユーリア・タウビンガー氏は、「(日本市場で根強い人気を誇る)帝国時代の遺産だけでなく、流行に敏感でクリエイティブで、活気溢れる都会的なウィーンのライフスタイルにも触れてほしい」と語った。このほか、オーストリア政府観光局と本国経済省主導によるエヴォルブ・インプルスもパートナーとしてプロジェクトをサポートしている。
なお、オーストリア政府観光局局長のミヒャエル・シュトラッサー氏によると、「現在JTBやクラブツーリズムなどの旅行会社と具体的な旅行商品について検討している段階」といい、イベント開催前の9月頃には正式に発表できる模様だ。