今年7月に国際生物オリンピックが日本で初めて開催されることを記念して4月25日から、大阪市港区の海遊館でプレイベント「未来のダーウィンをめざせ！」が始まった。

　プレイベントは、7月12日から19日に茨城県つくば市で開かれる第20回国際生物オリンピックをPRし、生物学への興味を持ってもらおうと企画。5月6日まで開き、海遊館内のクイズラリーなどが行われる。2日13時からは、東京海洋大学客員准教授のさかなクンのトークショーがある。

　国際生物オリンピックは世界の高校生が生物学の知識や実験能力を競うコンテストとして1990年から始まった。今年は過去最多の57ヶ国・地域の高校生が参加する見込み。

　日本代表は2005年の北京大会から参加し銀メダル4個、銅メダル9個を獲得している。2500人あまりの国内予選を突破し選ばれた今大会に出場する4人に日本初の金メダル獲得が期待されている。

　プレイベント発表会で、同オリンピック組織委員会の井村裕委員長（京都大学名誉教授）は「日本は、受験対策で理系の中でも生物学を軽視する傾向にあります。オリンピックやプレイベントが生物学への興味を高めるきっかけになれば」と話していた。また、2009年度のミス日本グランプリで高校3年生の宮田麻里乃さんが応援サポーターとして駆けつけ「日本代表の4人にぜひ頑張ってほしい」とエールを送っていた。


情報提供：トラベルニュース社