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Marriott Bonvoy

GHA、5周年記念し初の記者発表を開催−日本ブランド参画の展望も

  • 2009年3月25日
 グローバル・ホテル・アライアンス(GHA)は2009年4月5日に設立5周年を迎えるにあたり、GHAとして初めてとなる記者発表を日本で開催した。GHA最高責任者のクリストファー・ハートレイ氏は、「日本はアウトバウンドは多く、(GHAにとって)重要な市場」と日本市場を重視する姿勢を見せた。

 GHAは、新たに加盟したパークロイヤル・ホテルズ&リゾーツを加えて現在は世界の11ホテルチェーンが参画しており、43都市における180ホテル以上をメンバーに持つ。ハートレイ氏は、「アライアンスを組むことで中規模のラグジュアリーホテルが競争力を持ち、一緒に消費者へアピールしたりリーチすることが可能となる」とGHAの存在意義を述べ、「中規模だからこそローカルブランドを大切にし、その土地に根ざした文化や体験を提供できる」とGHAならではの特徴をアピールした。

 また現在、各ホテルにおける顧客の嗜好や習慣などの情報をGHA予約システムの中で共有できるプログラムを開発中で、2009年末までには開始する見込みだ。これにより、顧客のニーズにあわせた独自のサービスを展開できるという。さらに、「ジャパニーズブランドのホテルにも参画してもらいたい」と述べ、GHA参画に求める条件として、「ラグジュアリーであることがまず第一。次に、ビジネスやレジャーにおける利便性、そして日本の文化やホスピタリティを体感できること」の3点を挙げ、今後も世界的にGHAを拡大させていく考えを示した。