昼間の羽田/香港線が実現へ−1日合計4便、深夜早朝時間帯も拡大

  • 2009年3月23日
 日本と香港の航空当局間協議が3月17日から19日にかけて開催され、2010年10月を予定する羽田空港第4滑走路の供用開始後、昼間時間帯の羽田/香港線の開設を可能とすることで合意した。日本と香港の企業に対して1日2便ずつ、合計1日4便の運航が可能となった。日系航空会社2社は昨年から深夜早朝の時間帯で定期チャーター便を運航しており、キャセイパシフィック航空(CX)も最高経営責任者のトニー・タイラー氏が「許可が下りれば運航したい」と語るなど、航空会社側の就航意欲は強いと見られる。

 また、成田空港と羽田空港の深夜早朝時間帯についても合意。2010年3月予定の成田空港第2滑走路の北伸が完了した後、成田/香港路線の便数を、旅客・貨物の区別なく両国企業に週2便ずつ拡大。現在は週54便までで、週56便までとなる。さらに、羽田の第4滑走路の供用開始後、成田空港と羽田空港の深夜早朝時間帯と香港を結ぶ便数を、旅客・貨物の区別なく70便までとする。