観光活性化フォーラム
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バリ島、3月26日は外出禁止−外務省が「ニュピ祭」で注意喚起

  • 2009年3月5日
 外務省は海外安全ホームページ上で、インドネシアのバリ島で3月26日に、外国人を含む島内すべての人々が外出を禁止されることに注意を喚起している。これは、3月26日に開催される「ニュピ祭(釈迦暦新年)」にともなうもの。ニュピ祭はバリ・ヒンドゥー教徒の精神修養の日で、断食と瞑想に専念するため、火や電灯が一切使用されないほか、飲食店や商店などの営業が禁止される。

 外国人も同様に制限を受ける。バリ州政府は、3月26日の午前6時(実際には午前0時ごろ)から27日の午前6時ごろまで、外出や移動、車両の使用、車両の使用、火と電灯の使用、娯楽など静粛を妨げる行為を禁止。バリ島のングラ・ライ国際空港でも、国内線と国際線ともにトランジット便と緊急着陸便を除いて全ての離発着が禁止され、乗客の乗り降りは認めずに、トランジットの乗客と航空機のみが空港の使用を許可されるという。さらに海港も封鎖され、バリ島に出入りする船舶に対する全ての海運サービスの提供も禁止される予定だ。

 これに対して外務省では、「ニュピ祭の期間中は外出せず、滞在先のホテル等宿泊施設内で過ごす」ことになるため、26日前後に渡航と滞在を予定する旅行者は現地事情への十分な注意が必要と求めている。