ペルー政観、料理で認知度向上へ、大使館とグルメフェスティバルを共催

  • 2009年2月24日
 ペルー政府観光局はペルー大使館と2月20日から28日まで、ヒルトン東京と東京グルメフェスティバル「Mucho Gusto」を共催している。これを記念し先ごろ、レセプションを開催。ペルー共和国駐日特命全権大使のフアン・カルロス・カブニャイ氏は「ペルーの食事はさまざまな文化交流の中で、混合して作られたもの」と、ペルーの料理の背景の歴史的背景を示唆。スペイン、アフリカ、中国、日本の移民によりさまざまな食文化の影響を受けており、その多様性を魅力としてアピールとともに、さまざまな食文化が混ざった特色を取り入れた新しいペルー料理も近年では登場していることを紹介した。

 また、カブニャイ氏は「2009年はペルーにとって日本人移民開始110周年記念、またペルー人の日本への移住20周年であり、重要な年」と日本/ペルー間の関係を強調。2月に来日する大規模な使節団に伴い、日本貿易振興会(JETRO)の支援で開催される「ペルー展」や、今年のメインイベントとして、TBSの協力の下、7月から国立科学博物館で開催されるシカン展を紹介した。

 なお、ペルー政府観光局日本代表のパルメツシュ・バット氏は今後、旅行業界向けにファムトリップを年に数回、実施する予定を明かした。さらに、東京、大阪、名古屋、福岡を中心にエアラインとのジョイントセミナーの開催を計画しており、2008年度よりも多くの日本人渡航者数の誘致をめざして、ペルーをピーアールしていく考えだ。