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日本香港交流年事業が本格始動、日本側の記念式典開催、豪華ゲスト登場

  • 2009年2月23日
 香港政府観光局(HKTB)は2月18日、旅行業界関係者を対象にした「2009日本香港観光交流年夕食会」を開催した。これは「2009日本香港観光交流年」の日本側のオープニング式典。既に1月に香港側の式典を実施しており、これを機に交流年事業が本格的にスタートしたことになる。

 式典では観光庁をはじめとした業界関係者が出席。香港特別行政区行政長官のドナルド・ツァン氏は「日本/香港間の路線は羽田の定期チャーター便など路線が拡大しているほか、クルーズの寄港も増えた。交流年を機に、さらなる交流の拡大を期待している」と挨拶。また、HKTB会長のジェームス・ティエン氏は「2009年はフード&ワインにフォーカスし、団塊世代を中心にグルメをアピールしていく。交流年を機にさらなる二国間の関係を深めたい。今年はMEHKも発足しており、幅広い活動からツーウェイツーリズムの実現に尽力したい」と意欲を示した。日本側からは外務副大臣の橋本聖子氏が「2008年の香港から日本への渡航者は55万人で、人口比では大きな数字だ。日本と香港には、交流のための双方に幅広い素材がある。2009年は東アジア大会の開催、ワーキングホリデーが導入されるなど、今後に期待したい」と語った。

 式典では、交流年事業の具体的な活動も発表。HKTBは、香港の45のホテルでの特典や、トラムの無料クーポンなどを含む「2009 日本香港観光交流年特典クーポンブック」の配布を開始。4月には「香港トラムガイド・ぶらりグルメ下車」と「香港B級グルメガイド」の無料配布を開始する予定だ。また7月には、六本木で「香港ウィーク」を実施して香港文化を紹介していく。香港でも訪日旅行をアピールするイベントを用意。そのほかにもさまざまなイベントやメディアへの露出によって、両国で活発なプロモーションを展開し、双方向の交流拡大をめざしていく。


▽観光交流年親善大使に俳優の成宮寛貴さん、ジャッキー・チェンさんも登場

 式典では、2009年の「日本香港観光交流年親善大使」の任命式も開催。大使に選ばれた俳優の成宮寛貴さんに任命証が手渡された。同時に、日本国観光広報大使の木村佳乃さん、香港観光大使を務めるジャッキー・チェンさんも登場し、各大使がそれぞれの国での役割を果たしながら、香港交流年を応援していく姿勢を表明。特に成宮さんは、すでにファンを同行して香港を訪れたエピソードなどを披露し「香港ではいろいろな経験ができることをアピールしていきたい」と抱負を述べた。