マウナケアビーチホテル、改装終了で日本人増やす−「ザ・プリンス」ブランドに
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改装は、ハワイ島沖地震による被害のため、安全性を考慮して2006年1月から全館の営業を停止して実施してきた。改装工事を経て、客室やロビー、レストラン、ショップ、フィットネスセンター、ゴルフコースまで全てを刷新。例えば客室は現代的かつ伝統的なアイランド・スタイルを採用し、全客室のうち78室では、以前の3室を2室に作り変えることで面積を拡大。この結果、客室数は改装前の310室から258室に減少している。レストランはオープンキッチンに改装してワインバーを併設したほか、スパもマンダラ・スパを新設した。ゴルフコースは芝を張り替え、クラブハウスも立て直した。
日本人宿泊者の獲得に向けたプロモーションの方針についてグラサンデー氏は、「これまでの日本市場への取り組みは十分にはできておらず、プリンスホテルズ&リゾーツの力を借りてアプローチしていきたい」と説明。特に、ホールセラーへの働きかけを強める方針で、すでに大手旅行会社を中心に2009年4月からのパンフレットの商品に組み込まれはじめる予定だ。ターゲットは、ハイエンドは変わらないものの、家族層を取り込んでいきたい考え。このため、改装前にはなかった子供向けのアクティビティや施設も用意。グラサンデー氏は、こうした取り組みにより「いずれは日本人のシェアを20%程度まで引き上げたい」と意欲を示した。
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