群馬県、年末年始の温泉宿泊、スキー場動向を発表

 群馬県は5日、年末年始(12月29日−1月3日の6日間)の県内主要温泉地の宿泊者数と全スキー場の利用状況を発表した。それによると草津温泉など主要9温泉地の宿泊者数は、前年からほぼ横ばいの20万933人、スキー場の利用者は前年比0.7%減の24万8010人だった。

 宿泊者数は、主要9温泉地(草津、水上温泉郷、伊香保、四万、老神、磯部、やぶ塚、猿ヶ京、万座)を集計した。前年より271人(0.1%)多かった。このうち県内4大温泉地の宿泊者数は、草津3万8036人、水上温泉郷5万2500人、伊香保5万9800人、四万1万8392人の合計16万8728人で、こちらも前年とほぼ同じだった。水上温泉郷を除き、宿泊者数を増やした。

 群馬県では、「経済状況から不安もあったが、年末年始の宿泊は固定客が多く、各温泉地の日ごろの努力が現れている」と総括している。

 スキー場については県内の全24スキー場を調査し、前年との比較のため、今回から調査対象に加えた1スキー場を除いた6市町村の23のスキー場の利用者数をまとめた。利用者は前年より1859人少ない24万3010人。地区別では草津地区3万2721人、嬬恋地区4万3123人、片品地区9万654人、水上地区4万7851人、その他地区3万3661人だった。草津地区が前年より約5000人減り、水上地区が7000人増えているのが目立つ。

 群馬県では、「降雪で道路状況が悪く、アクセスのいいスキー場と奥のスキー場で増減に大きな差がでた」としている。しかし、全体の傾向については、「スキー人口が極端に減少しているとは言えず、今後は各スキー場の利用者が伸びていくものと思われる」と期待している。

情報提供:トラベルニュース社