全日空、A380型機など新機種導入の選定作業を中断−金融危機で

  • 2008年12月24日
 全日空(NH)は、今年7月に設置した新機種選定委員会において、2012年度以降に導入する国際線用新大型機材の導入、これにともなう収益増の可能性について調査、検証を進めてきたが、選定作業を中断し、最終判断を延期する。検討していた機材はエアバスA380型機、およびボーイング747-8型機。判断延期に至った背景にはリーマン・ショックをはじめ、アメリカ発の金融危機以降、経済、および金融環境が急激に悪化したことという。なお、新機種選定委員会は継続設置し、来年度以降に中期経営戦略の見直しについて、状況をみながら、引き続き再開の判断をするという。