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エクアドル観光大臣、愛知議員とJATAを表敬訪問−魅力アピール強化へ

  • 2008年12月18日
 エクアドル政府観光大臣のベロニカ・シオン氏がこのほど来日、衆議院議員で日本エコツーリズム協会会長の愛知和男氏と、日本旅行業協会(JATA)を表敬訪問した。愛知氏との会談では、愛知氏が尽力したエコツーリズム推進法について話し、エクアドルも現在、同様の法律の策定に向けて作業を進めていることから協力を約束。シオン氏は、「エコツーリズム推進法の英語版を頂けることになった。優れている点を見習っていきたい」と語った。

 また、JATAでは、認知度の向上などについて意見を交換。エクアドルではワークショップやセミナーの開催、FAMツアーの実施などを検討しており、JATAからは例えばFAMツアーへの協力などが提案されたという。エクアドルでは、2009年のJATA世界旅行博への出展も検討中だ。

 エクアドルでは、政府が経済成長にむけた最も重要な柱として観光を位置付けており、観光関係予算が2008年は07年の3倍、09年も08年の2倍になる予定だ。日本では消費者と旅行業界の認知向上に注力する考え。特に、ガラパゴス諸島は入島制限があるため大幅な数の増加が見込めないなか、海岸地区やアンデス地区、アマゾン地区などの魅力をプロモーションする方針だ。

 なお、今回の来日は、サッカークラブの世界一を決定する「FIFAクラブワールドカップジャパン2008」に、エクアドルのチーム「LDUキト」が南米王者として参戦していることを受けたもの。大会の注目度の高さを活かして、エクアドルの観光をアピールし、認知度向上に繋げたい考えだ。