JNTO、初の「国際会議誘致・開催貢献賞」を決定−誘致競争の突破など評価
日本政府観光局(JNTO)はこのほど、2008年の「国際会議誘致・開催貢献賞」を決定した。これは、国際会議の誘致や開催の意義について、国民の理解を促進し、国際会議主催者と開催都市や推進機関の社会的地位の向上をねらったもので、今年が初めての開催となる。今回の対象は2007年度に誘致決定もしくは開催された国際会議のうち、各コンベンション推進機関から推薦された30件。有識者による審査委員会を経て、「国際会議誘致」、「国際会議運営」、「国際会議開催による地域貢献」の3部門で合計8件を選出した。内訳は、誘致部門が3件、運営部門が1件、地域貢献部門が4件。
国際会議誘致部門は、諸外国との誘致競争の結果、誘致に成功した会議を表彰するもので、例えば2014年7月に横浜市で開催される予定の「第18回国際社会学会世界社会学会議」は、スペインのサラゴサやカナダのトロント、メキシコのモンテレーの競合都市を抑えたもので、東アジアで初めての開催。参加予定数5000名、開催日数7日間という大規模な会議だ。また、地域貢献部部門では3件を選出。そのうち、2007年8月に奈良市で開催された「第14回有機合成指向有機金属化学国際会議」は、5日間の会期で延べ宿泊数が2200泊となり、大きな経済波及効果をもたらしたことから決定した。
国際会議誘致部門は、諸外国との誘致競争の結果、誘致に成功した会議を表彰するもので、例えば2014年7月に横浜市で開催される予定の「第18回国際社会学会世界社会学会議」は、スペインのサラゴサやカナダのトロント、メキシコのモンテレーの競合都市を抑えたもので、東アジアで初めての開催。参加予定数5000名、開催日数7日間という大規模な会議だ。また、地域貢献部部門では3件を選出。そのうち、2007年8月に奈良市で開催された「第14回有機合成指向有機金属化学国際会議」は、5日間の会期で延べ宿泊数が2200泊となり、大きな経済波及効果をもたらしたことから決定した。