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シャルトル観光局、パリからの小旅行先アピール、世界遺産を彩る光の街

  • 2008年12月12日
 フランス政府観光局はイルミネーションが街を彩るこの季節にあわせ、「光の町」シャルトルのプロモーションを開始した。日仏交流150周年キャンペーンの一環として12月13日から大阪で開催されるイベント「OSAKA光のルネッサンス」を機に、シャルトル市助役催事関係担当ロラン・リュイユリー氏、およびシャルトル観光局局長代理アニエス・ル・メートル氏など観光ミッションが来日し、パリからの小旅行先として人気が高い現地の魅力を伝えた。

 シャルトルはパリから列車で約1時間、古城が点在するロワールとベルサイユの中間地点にある。街の代名詞となっているのが、世界遺産に登録された12世紀から13世紀建造の大聖堂で、特にそのステンドグラスは深く多彩な青を使い、「シャルトルの青」として知られている。この大聖堂をはじめ、中世の名残が色濃く残る街並み自体も雰囲気がある。また、ゲラン、ニナリッチ、パコ・ラバンヌ、ランカスターなどコスメティック関連企業が集中する「コスメティック・ヴァレー」の中心に位置しており、香水の街としても有名だ。

 さらにシャルトルのハイライトは、旧市街の文化遺産群を音楽とともにライトアップする「シャルトル・アン・リュミエール」(光あふれるシャルトル)。数ある文化遺産とステンドグラスに象徴される“光”との融合をコンセプトに2003年からスタートした市民参加型のイベントで、現在では国際的な知名度も獲得。各国から100万人規模の観光客が訪れる。2009年は4月18日から9月19日まで開催し、ライティングのスポットは大聖堂や美術館、司教館の庭園、モンテスコ邸、ウール河畔など、旧市街に20ヶ所以上。幻想的な光と音のアートを楽しみながら2時間から3時間かけて散策、あるいはミニトレインで各スポットを効率よく回ることも可能だ。シャルトル観光局では、日中に大聖堂や美術館、ステンドグラス工房の見学や体験をし、夕方からはライトアップされた旧市街を巡る過ごし方を提案した。