モンゴル観光協会、日本に初の海外拠点を開設へ−冬の観光訴求でFAMも検討

活動の中心は、消費者向けの情報提供やイベント開催、旅行会社とツアーオペレーターとのマッチング、旅行商品造成の促進などになる見込み。11月末には日本旅行業協会(JATA)を訪問し、JATA海外旅行業務部長の小島有三氏らと面会。2009年1月にもMTA副会長がJATAを訪れる予定という。
消費者への情報提供は、12月中に開設するウェブサイトを中心に実施する方針。特に現在の日本人旅行者は7月から8月に集中しており、デスティネーションもウランバートルとカラコルム、南ゴビが中心であることから、これらの多様化につながる情報を提供する。具体的には、冬の旅行を提案するため、2月末から3月にかけての旧正月を体験するツアーや、フブスグル湖での「氷祭り」、南ゴビの「ゴビラクダ祭り」、列車で行く「初日の出」ツアーなどを紹介する予定だ。フブスグル湖は琵琶湖の4倍の大きさの湖で透明度が高く、氷も1メートルの厚さでも向こう側が透けて見えるという。伝統的なシャーマニズムの体験も提案したい考え。この「冬の旅行」のアピールはモンゴルの政府レベルで取り組んでおり、旅行会社の幹部などを対象にFAMツアーの実施も計画している。