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村上市で12月25日まで、「鮭塩引き街道」

 新潟県村上市で、冬の風物詩「越後村上 鮭塩引き街道」のイベントが行われている。村上に欠かせない食、鮭を塩引きして軒下に吊るした家並みが連なる風景を、街道に見立て5年前から誘客目的にPRしている。12月25日まで。

 村上の中心街では、町屋づくりの家並みや、黒塀の旧町人町、石垣が続く旧武家町を見ることができ、「鮭塩引き街道」は、こうした町並みに、冬ならではの季節感を与えている。

 秋に、村上市を流れる三面川を遡上する鮭は、昔から村上の食を支え、食卓を賑わし続けている。鮭の調理法は100以上にものぼるといい、鮭塩引き街道は、そうした村上の食文化を今に伝える。鮭料理の一部は市内の飲食店で食べられる。

 ちなみに干した塩引き鮭は、乾燥2週間目くらいの焼きたてに、大根おろしを添えて食べる。

 村上は、世界で初めて鮭の自然ふ化増殖が行われ、日本で初めて人工孵化が導入された地だという。

 村上の人は鮭のことを、「イヨボヤ」と呼ぶ。鮭のテーマ館「イヨボヤ会館」が、市内のサーモンパークにある。


情報提供:トラベルニュース社