ディズニー、ハワイのファミリーリゾート開業に向け着工−地元文化を尊重

  • 2008年11月20日
 ウォルト・ディズニー・パークス&リゾーツは11月19日、ハワイ・オアフ島のコオリナ・リゾート&マリーナ地区で大型ファミリーリゾートの起工式を開催した。同社がテーマパーク外でファミリーリゾートを建設するのは初めてで、開業予定は2011年。8万5000平方メートルの敷地に、350室のホテルやディズニー・バケーション・クラブ用の480棟のタイムシェア・ヴィラを建設する。

 コンセプトは、「親子だけでなく、孫や祖父母まで幅広い年齢層の家族がハワイに集い、一緒に生涯の思い出を作ること」で、1600平方メートルのスパやキッズクラブ、ウェディング会場、ウォータープレイ・エリアを備えた大型プールなどを設ける。デザインは地元の建築士などと協力し、自然との調和を重視したハワイの週間や伝統に配慮したもので、リゾート内の建物や内装、美術品、装飾品、庭園には現地の物語を随所に組み込んだ。物語を忠実に再現するため、配色や模様、素材、形状に留意し、特に素材は、ハワイを象徴する木材や溶岩石、サンゴなどを使用した。