エキスプレス・トラベル、自己破産−JATA問合せは14日現在130名、2000万円
エキスプレス・トラベルは11月14日、東京地方裁判所に自己破産を申し立てた。ウェブサイト上に同日付で「当社破産申立について」と題した文書を掲載しており、これによると、景気後退や燃料費の高騰、旅行需要低迷などにより、「多額の損失計上を余儀なくされ」、「大幅な債務超過の状況」となっていた。債権者の数や債権額は明らかにしていないが、日本旅行業協会(JATA)では、11月14日の時点で消費者からの問合せが130名となり、金額は約2000万円となった。17日にも「常に電話がふさがっている状態」で、他の旅行会社の債権もあるため債権額は見通せないという。
ウェブサイト上の文書は、債権者や顧客に対して「裁判所によって選任された破産管財人のもと、当社に対する破産手続きの中で適切に対応・処理が行われる」と案内。債権者集会については、「適切な会場等の手配についても鋭意努力」したものの、債権者と顧客が関東および関西の各方面に分散しているため、「平等・公平にご説明等の機会を設けることは極めて困難」と説明している。今後の開催の予定などについては触れておらず、「債権者とりわけ顧客の皆様からのご質問等につきましては、以下において最大限の努力をもって対応」するとし、電話番号を掲載。この番号は、先週の店舗閉鎖時に店舗が入居していたショッピングセンター側に案内されていたものと同一で、14日までは不通であったが、現在はオペレーターが応対。問合せに対しては、氏名と連絡先を聞き、後ほど連絡する旨伝えているという。
なお、エキスプレス・トラベルの親会社であるジャパン・エキスプレス・トラベルホールディングスの傘下であった牧野航空旅行は、11月11日付でジャパン・エキスプレスが保有していた同社の株式52.6%を買い取る形で資本関係を解消。新しい代表には同社副社長の五ノ井壽一氏が就任する予定。同社は通常通りの営業をしており、エキスプレス・トラベルの破産が経営に影響を及ぼすことはないとしている。
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◆http://www.travelvision.jp/modules/news1/article.php?storyid=38864(2008/11/17)
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なお、エキスプレス・トラベルの親会社であるジャパン・エキスプレス・トラベルホールディングスの傘下であった牧野航空旅行は、11月11日付でジャパン・エキスプレスが保有していた同社の株式52.6%を買い取る形で資本関係を解消。新しい代表には同社副社長の五ノ井壽一氏が就任する予定。同社は通常通りの営業をしており、エキスプレス・トラベルの破産が経営に影響を及ぼすことはないとしている。
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