日米航空協議、もの別れで継続協議に−羽田線に理解得られず
日本とアメリカの航空当局間協議が10月29日と30日に東京で開催されたが、合意に至らなかった。国土交通省航空局によると、深夜早朝枠を使った羽田/アメリカ線と、成田空港でアメリカが保持する既得権の是正、成田空港の2010年の増枠が争点となったものの、「それぞれの立場のギャップを埋められなかった」といい、「深い溝がある」という。
羽田線については、日本側からは1998年に合意した覚書の範囲内で就航可能と提案したものの、「成田空港ができて羽田空港から移行させられ、今度は限られた時間と枠で就航できると言われても、そのような一方的な政策は受け入れられない」と回答。また、成田空港の増枠については、既得権是正の観点から追加配分は見送りたい旨を伝えたところ、アメリカ側からは追加配分を要求したい考えが主張された。この際、アメリカ側から明確な路線就航案の提示はなかったという。
次回の協議の日程は未定で、現在は今回の結果を受けた今後の対応について「双方が持ち帰って検討する段階」という。
羽田線については、日本側からは1998年に合意した覚書の範囲内で就航可能と提案したものの、「成田空港ができて羽田空港から移行させられ、今度は限られた時間と枠で就航できると言われても、そのような一方的な政策は受け入れられない」と回答。また、成田空港の増枠については、既得権是正の観点から追加配分は見送りたい旨を伝えたところ、アメリカ側からは追加配分を要求したい考えが主張された。この際、アメリカ側から明確な路線就航案の提示はなかったという。
次回の協議の日程は未定で、現在は今回の結果を受けた今後の対応について「双方が持ち帰って検討する段階」という。