スペシャリスト・インタビュー:ハッピーワールド 井澤さやかさん
「コレがしたいから韓国に行く」
韓国の安売りを脱却し、目的で選ばれる旅行先に
韓国と中国に特化するハッピーワールドでは、さらにその強みをさらに伸ばすため、全社的にDSを取得しようという取組みを開始。井澤さんは担当業務がホールセールの航空券予約であり、担当の航空会社が大韓航空(KE)であることから、韓国を選択されました。業務では一般のお客様と直接お話しする機会は少ないですが、DSで学んだことを活用していらっしゃるようです。
株式会社ハッピーワールド 旅行事業部
東日本営業部 予約センター チーフ 井澤さやかさん
2008年度(第4回) デスティネーション・スペシャリスト 韓国認定
Q.御社は社員のスキルアップや資格取得に積極的なのですね
総合旅行業務取扱管理者や旅程管理主任者など、旅行業に関わる資格はもちろん、今回のDSも受講料の負担がありました。会社として資格取得に向けたサポートが充実していて、取り組みやすい環境です。
DSは全社で受けるため、最初はプレッシャーがありましたが、他の社員と一丸となって取り組んでいるので、次第に意欲が増してきました。協力しあいながら、それぞれが「みんなが頑張っているんだから負けられない」という、いい意味での張り合いがありました。
Q.現在、DSの認定者は何名いらっしゃいますか
全社で取得しようとしたのは前回の第4回の試験で、現在は韓国で47名、中国で19名のDSがいます。認定者の名刺にはDSであることを印刷するようにしていますので、取得したからといって安心はできません。日々、韓国に対するアンテナを張り、韓国観光公社(KTO)からのメールには必ず目を通していますが、記憶は風化するので、定期的な知識確認テストのようなものがあるといいですね。
Q.担当業務はB to Bのお仕事がメインですが、DSは業務に役立っていますか
私はホールセールの航空券予約センターに所属し、予約・手配を担当しているため各都市名は知っていますが、DSによりその都市の特色まで知ることができました。さらに各都市の情報の探し方など、KTOのウェブサイトやブローシャーなどの活用の仕方が分かったので、手配の際にエージェントさんから現地に関する問い合わせがあった場合、すぐに情報を見つけて話を膨らませるようになりました。弊社での手配時には情報がもらえるアピールになると思います。
消費者と直接はなす機会はほとんどありませんが、取引先であるエージェントさんから、「(同社のブランドである)ブルースカイツアーで手配してほしいと依頼された」とか、「以前の旅行で(同社のランドオペレーターである)世一観光のガイドに世話をしてもらって本当に楽しかった。今回もお願いしたい」というお客様からの話を聞くと、本当にうれしい。評価をいただいている会社で働いている充実感があります。
Q.井澤さんにとっての韓国の魅力を教えてください
仕事で携わる以前は安い旅行代金で焼肉を食べて、垢すりなどのエステを楽しむところと思っていたのですが、実際に現地を旅行してみると歴史や文化、自然のスポットが多く、印象が変わりました。どの世代にも行きやすい国だと思います。
なかでも私が好きなのは済州。韓国はソウルや釜山などのシティステイが多いですが、済州は自然が豊かで昔の日本のような雰囲気があり、時間がゆっくり流れる場所。特に漢拏山は、夏は木々の緑、秋には紅葉の景色のなかでのトレッキングが楽しめ、冬は雪を抱いた全貌が美しく、四季の魅力にあふれています。また、マリンスポーツや陸のアクティビティも豊富。おすすめは済州グランドホテルが所有する吾羅カントリークラブのゴルフ場です。漢拏山の渓谷を利用して設計されたコースで景観に特徴があり、特に小高い丘の上から見渡した景色が抜群でしたよ。
Q.今、注目する旅行はありますか
今年2月に設立されたソウル観光マーケティングが、新しい魅力をピックアップしています。このなかで医者が開発した診察と施術がセットになったフェイシャルエステやプチ整形など、日本でも評価の高い韓国の美容術を利用した観光は、受け入れられるのではないでしょうか。また、ソウルを流れる漢江でのヨットを借り切ったクルージングなど、価値を求めるマーケット向けの開発が進んでいます。単に安いからではなく、「これがしたいから韓国に行く」という、旅行目的で選んでもらえるデスティネーションになってほしいと思いますし、その素材が沢山あると思っています。
そうなるには私たちが、日々かわる観光素材やマーケットに対応し、新しい情報があればすぐに提供できる体制を整える必要があるでしょう。そのためには一人一人のスキルアップが必要で、これからも知識習得を続けていきたい。もちろん、会社としても情報を提供する体制を整える必要があると思います。そういう意味で弊社では、お客様に情報を提供するチャネルの一つであるホームページを、充実させていこうとしています。
ありがとうございました
<過去のスペシャリスト・インタビューはこちら>
韓国の安売りを脱却し、目的で選ばれる旅行先に
韓国と中国に特化するハッピーワールドでは、さらにその強みをさらに伸ばすため、全社的にDSを取得しようという取組みを開始。井澤さんは担当業務がホールセールの航空券予約であり、担当の航空会社が大韓航空(KE)であることから、韓国を選択されました。業務では一般のお客様と直接お話しする機会は少ないですが、DSで学んだことを活用していらっしゃるようです。
株式会社ハッピーワールド 旅行事業部
東日本営業部 予約センター チーフ 井澤さやかさん
2008年度(第4回) デスティネーション・スペシャリスト 韓国認定
Q.御社は社員のスキルアップや資格取得に積極的なのですね
総合旅行業務取扱管理者や旅程管理主任者など、旅行業に関わる資格はもちろん、今回のDSも受講料の負担がありました。会社として資格取得に向けたサポートが充実していて、取り組みやすい環境です。
DSは全社で受けるため、最初はプレッシャーがありましたが、他の社員と一丸となって取り組んでいるので、次第に意欲が増してきました。協力しあいながら、それぞれが「みんなが頑張っているんだから負けられない」という、いい意味での張り合いがありました。
Q.現在、DSの認定者は何名いらっしゃいますか
全社で取得しようとしたのは前回の第4回の試験で、現在は韓国で47名、中国で19名のDSがいます。認定者の名刺にはDSであることを印刷するようにしていますので、取得したからといって安心はできません。日々、韓国に対するアンテナを張り、韓国観光公社(KTO)からのメールには必ず目を通していますが、記憶は風化するので、定期的な知識確認テストのようなものがあるといいですね。
Q.担当業務はB to Bのお仕事がメインですが、DSは業務に役立っていますか
私はホールセールの航空券予約センターに所属し、予約・手配を担当しているため各都市名は知っていますが、DSによりその都市の特色まで知ることができました。さらに各都市の情報の探し方など、KTOのウェブサイトやブローシャーなどの活用の仕方が分かったので、手配の際にエージェントさんから現地に関する問い合わせがあった場合、すぐに情報を見つけて話を膨らませるようになりました。弊社での手配時には情報がもらえるアピールになると思います。
消費者と直接はなす機会はほとんどありませんが、取引先であるエージェントさんから、「(同社のブランドである)ブルースカイツアーで手配してほしいと依頼された」とか、「以前の旅行で(同社のランドオペレーターである)世一観光のガイドに世話をしてもらって本当に楽しかった。今回もお願いしたい」というお客様からの話を聞くと、本当にうれしい。評価をいただいている会社で働いている充実感があります。
Q.井澤さんにとっての韓国の魅力を教えてください
仕事で携わる以前は安い旅行代金で焼肉を食べて、垢すりなどのエステを楽しむところと思っていたのですが、実際に現地を旅行してみると歴史や文化、自然のスポットが多く、印象が変わりました。どの世代にも行きやすい国だと思います。
なかでも私が好きなのは済州。韓国はソウルや釜山などのシティステイが多いですが、済州は自然が豊かで昔の日本のような雰囲気があり、時間がゆっくり流れる場所。特に漢拏山は、夏は木々の緑、秋には紅葉の景色のなかでのトレッキングが楽しめ、冬は雪を抱いた全貌が美しく、四季の魅力にあふれています。また、マリンスポーツや陸のアクティビティも豊富。おすすめは済州グランドホテルが所有する吾羅カントリークラブのゴルフ場です。漢拏山の渓谷を利用して設計されたコースで景観に特徴があり、特に小高い丘の上から見渡した景色が抜群でしたよ。
Q.今、注目する旅行はありますか
今年2月に設立されたソウル観光マーケティングが、新しい魅力をピックアップしています。このなかで医者が開発した診察と施術がセットになったフェイシャルエステやプチ整形など、日本でも評価の高い韓国の美容術を利用した観光は、受け入れられるのではないでしょうか。また、ソウルを流れる漢江でのヨットを借り切ったクルージングなど、価値を求めるマーケット向けの開発が進んでいます。単に安いからではなく、「これがしたいから韓国に行く」という、旅行目的で選んでもらえるデスティネーションになってほしいと思いますし、その素材が沢山あると思っています。
そうなるには私たちが、日々かわる観光素材やマーケットに対応し、新しい情報があればすぐに提供できる体制を整える必要があるでしょう。そのためには一人一人のスキルアップが必要で、これからも知識習得を続けていきたい。もちろん、会社としても情報を提供する体制を整える必要があると思います。そういう意味で弊社では、お客様に情報を提供するチャネルの一つであるホームページを、充実させていこうとしています。
ありがとうございました
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