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アクセスランキング、1位はゲートウェイ21破産、2位は観光庁設立

  • 2008年10月4日
 今週のアクセスランキングは、1位にゲートウェイ21の破産、2位に観光庁設立と続きました。観光庁に関しては、非常に期待をしています。これから日本人が国内・海外問わず旅行を楽しむ人が増え、訪日客も増えることで、観光産業も発展していく。この応援をしていきたいと考えています。長官の会見を聞いていると、改めて観光庁、あるいは「観光」が幅広い分野であることが分かります。私たちの旅行から、交通機関としての航空、鉄道、船、バスやタクシー、さらに旅館とホテル、地域と観光地の共存という整備、制度作り、外客受け入れの全般と、実にあらゆる分野にまたがっています。最近では、青少年交流という点での教育面、国際会議などビジネス面にも視野がひろがっており、躍動感のある産業と感じます。海外の例をみれば、レストラン、アクティビティ会社が入ることも良いと思いますので、今後も関連業の拡大を続けながら、移動して余暇を楽しむという観点での「観光」が、消費者を楽しませる産業になることを願います。

こうした「拡がり」という点で、早くも観光庁が動きだしています。1位のゲートウェイ21の破産で、既に金額を振り込んだ消費者が留学に行けない、あるいは海外にいる留学生が通学できないといった支障を生み出す危うさを認識し、文部科学省、外務省、内閣府の行政機関や日本旅行業協会(JATA)、NPO法人留学協会などを集め、現状認識の共有とそれぞれの立場から現時点でできることに取り組むことを確認したといいます。金曜日に掲載した記事で「留学」には法律、行政、消費者保護で隙間が多いことを改めて指摘しましたが、この件に留まらず、観光庁がメインプレーヤーとして機敏に活動することで、民間の各企業も応えたいところです。(鈴木)



▽トラベルビジョン・記事ランキング(10月第1週:9月28日〜10月3日午後6時)

第1位
ゲートウェイ21、本日にも東京地裁に破産申立を申請−海外での対応も懸念(2008/9/30)
ゲートウェイ21、破産手続を申立、JATAに350件問合せ−消費者保護を(2008/10/3)

第2位
観光庁、本日発足へ−業界から幅広い役割に期待が集まる(2008/10/1)
本保長官、「開かれた観光庁」めざす、発足記念式典で職員に呼びかけ(2008/10/1)
本保長官、外需に目を向け「計画実現が使命」−イン・アウトの一体化推進も(2008/10/2)

第3位
JTB、ウェブ事業の統括セクション設置−10月1日付で人事異動(2008/9/29)

第4位
JTBグループ4社が大型SCにオープン−今後の出店計画に新たな動き(2008/10/3)
フォトニュース:日本最大級ショッピングセンターにJTB4社が同時出店(2008/10/3)

第5位
燃油サーチャージ、TGが据え置き、AZとSUは値上げ−SUの欧州線は日系の半額(2008/9/29)
コンチネンタル航空とキャセイパシフィック航空、10月から燃油額を値上げ(2008/10/1)

第6位
NW・CEO、統合で日本支社は大きく変更せず−手数料は12月以降の検討か(2008/10/2)

第7位
日本航空、メキシコの旅行子会社を年内いっぱいで解散(2008/10/2)

第8位
セブ・パシフィック航空、関空/マニラ線就航、関空線のデイリー化めざす(2008/10/2)

第9位
ANAセールス、10月1日付けで組織改正−業務効率化が目的、人事発令も(2008/10/2)

第10位
フィンランド航空、2010年に成田線をデイリー化−航空交渉の合意を受け(2008/9/30)