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京都映画100年の碑、ゆかりの真如堂に建立

 京都で初めて劇映画が製作されて今年で100年目を迎え、京都市左京区の真如堂境内に「京都・映画誕生の碑」が設けられた。10月1日、門川大作・京都市長や映画関係者らが出席し除幕式が行われた。

 碑が設けられた真如堂は、日本映画の父と言われた故・牧野省三さんが1908年に「本能寺合戦」を撮影した場所。碑は、牧野さんが撮影に用いたシネマトグラフをかたどった。「極道の妻たち」などで知られる映画監督の中島貞夫さんが総合プロデューサーを務める京都・映画100年宣言プロジェクト推進協議会が呼びかけ、俳優の吉永小百合さんや田村正和さんら81人の寄付で建立した。

 除幕式で、牧野さんの孫で俳優の長門裕之さんは「この碑が、映画づくりのレールを敷いた先人と、これから映画を作ろうとする若い人たちとのかけ橋になれば」と話し、門川市長は「映画にかける熱い思いの人が京都にはたくさんいます。映画のまちとして、新たな100年を京都から創造していきたい」と話していた。

 京都では10月8−13日、マキノ映画100年をテーマにして「第6回京都映画祭」が開かれる。東山区の祇園会館などで、牧野省三監督作品の「実録忠臣蔵」を活弁つきで上映するほか、長門さんや津川雅彦さんらマキノ映画にゆかりの深い人たちを招いたトークショーなどを予定している。詳しくはHPで。

HP:http://www.kyoto-filmfes.jp/


情報提供:トラベルニュース社