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ドイツ歴史古都連盟、日本を重要視、テーマ別の旅程表作成で誘客強化

  • 2008年9月25日
 南ドイツのバイエルン州とバーデン・ヴュルテンベルク州はこのほど、「南ドイツ&周辺エリア・ワークショップ2008」を開催、これにあわせて来日したドイツ歴史古都連盟のマネージングディレクターに就任したガブリエレ・リップマン氏が、日本市場に対する期待と今後の方針を語った。

 ドイツ歴史古都連盟は14の古都からなり、ドイツ旅行のプランニングを手助けする目的で設立された組織である。リップマン氏は、「日本ではミュンヘンのような大都市は有名だが、それ以外の中小の都市はあまり知られていない」とし、同団体に加盟する14の歴史都市のそれぞれについて、日本での認知向上をめざすと述べた。日本はアジア圏でトップのマーケットシェアを占めており、重要な地位にあるという。今後は14都市全体で日本語のブローシャー作成をはじめとした活動をするとともに、パートナーであるルフトハンザドイツ航空(LH)、ドイツ観光局、ドイツ鉄道とともにプロモーションを展開し、ワークショップへの参加や、旅行業界向け・プレス向けのツアーなどを実施していく。

 また、ドイツ歴史古都連盟では現在、それぞれの都市の特色を打ち出したテーマ別の旅程を作成している。来年にはクリスマスシーズンに特化した旅程表を作成し、誘客を強化していく予定だ。