日本旅行業協会（JATA）VWC2000万人推進室は10月1日から、パスポート・キャンペーンを開始する。観光庁が10月1日に設立されることを記念し、10月1日から12月31日までの3ヶ月間に実施する。応募条件はパスポートの保有者、または期間中にパスポートを取得、あるいはパスポート以外に海外に渡航する書類の保有者で、オープン懸賞を実施する。海外パッケージ旅行10本、航空券30本、海外ホテル券40本、オリジナル雑誌100本と合計180名へのプレゼントを行う。

　このパスポート・キャンペーンは、ビジット・ワールド・キャンペーンの柱の一つで、今年最大の活動。JATA世界旅行博会場で、若者とのタウンミーティング、一般消費者から公募したレポーターと並ぶもの。特に、日本人出国者数が伸び悩む中、海外旅行に出かける雰囲気を生み出すことがねらいで、VWC推進室長の澤邊宏氏は3ヶ月間に展開するキャンペーンだけでなく、JATAの地方支部で各地域が個別に新規パスポートの取得を促すキャンペーンとあわせ、長期的な全国展開と地方個別の活動が連携して「元気づけるメッセージを送る」という。JATA世界旅行博会場において、一般公募のレポーターが発表されたが、この応募にも1ヶ月で約1600件の応募が集まり、「『旅の魅力』に反応していただいている」（澤邊氏）ということからパスポート・キャンペーンの実施にも期待を示している。