日本ツーリズム産業団体連合会（TIJ）はこのほど、「1ウィークバカンス」キャンペーンを実施する。これは、昨年度まで6年間展開してきた「秋休み」キャンペーンを発展させ、1週間の長期休暇の取得を推進し、旅行に行く機運を高めることをコンセプトとしたもの。キャンペーン期間は9月1日から11月30日までの「ステップ1」と12月1日から来年3月31日までの「ステップ2」の2段階に分けて展開。ポスターやチラシでの告知のほか、旅行プランコンテストやクイズ形式のプレゼントキャンペーン、コンセプトにあわせた旅行商品の販売などを実施する。

　全国的なピーアール活動としてTIJ会員の本社、支店、各店舗や全国主要駅などでポスターを掲出。このほか旅行会社各社の「秋休み」、「1ウィークバカンス」関連パンフレットにロゴマークを掲載し、専用サイトでも告知する。TIJのホームページでは9月末までプレゼントキャンペーン「1ウィークバカンスクイズ＆アンケート」を実施、抽選で会員各社や団体の提供による旅行商品や宿泊券など1万円から5万円相当の賞品を提供する。また、キャンペーンに先立ち、8月1日から旅行プランコンテストを開催。1週間の連続休暇を取得したらどんなバカンスを過ごしたいかをまとめた旅行プランを募集し、優秀作品には5万円から10万円相当の旅行券などを贈呈する。9月8日現在で既に40件以上の応募があり、「昨年は9月中旬から伸び、最終的に180件以上集まった。今年は昨年よりも伸びがよい」として、今年はさらなる応募増加を期待する。優秀作品は12月3日に開催するTIJ主催「ツーリズムサミット2008」で表彰する予定だ。

　ジェイティービー（JTB）では、苗場、万座の商品を造成、日本旅行では国内スポット商品にロゴマークを起用して久米島のロングステイ商品の展開を予定しているという。