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武将の地域づくりに学ぶ、滋賀県湖北で“戦国イベント”

 滋賀県湖北地方の旅館、自治体で組織する北国脇往還再見委員会(南部厚志会長=湖北町長)は10月4日、湖北町の小谷城址で「リアル湖北 戦国浪漫街道フェスティバル」を開催する。「武将たちの地域づくりに学ぶ」をテーマに、作家の童門冬二さんの講演などを行う。

 フェスティバルは今年が初めての開催。中山道の関ヶ原と北国街道の木之本を結ぶ北国脇往還沿いの歴史資源を見直し、湖北地域に歴史観光を定着、推進しようと企画した。今回の会場となる浅井長政の居城だった小谷城址をはじめ、脇往還沿いには豊臣秀吉と柴田勝家が戦った賤ヶ岳古戦場、織田信長・徳川家康連合軍と浅井・朝倉軍が一戦を交えた姉川古戦場など戦国時代の史跡が数多く点在する。北国脇往還再見委員会ではフェスティバルの開催を機に、脇往還を「戦国浪漫街道」としてアピールしたい考えだ。

 童門さんの講演後には、パネルディスカッションを実施。旅行作家で湖北の歴史や文化に詳しい西本梛枝さん、国土交通省観光資源課長の水嶋智さん、地元情報誌「み〜なびわ湖から」を編集する小西光代さん、南部会長、まちづくり観光研究所の富本一幸研究員らで、歴史資源を生かした地域づくりや観光振興について意見を交わす。

 開会は14時30分からで、屋外に特設する会場では夕刻かがり火を灯す趣向だ。翌5日には、同所で小谷城ふるさとまつりが開かれる。

 参加申し込み・問い合わせは同委員会事務局(湖北町まちづくり課)TEL:0749−78−8305申し込み先着100人には、日本のそば栽培発祥地と伝わる湖北の「ぶっかけそば」を振舞う。


情報提供:トラベルニュース社