JTBグループ、宮城県で外国人向け農山漁村体験ツアーを実施

  • 2008年9月3日
 訪日外国人向け旅行サイトを運営するJTBグループのJAPANiCAN(ジャパニカン)とJTB東北は9月27日から28日にかけ、外国人を対象とした農山漁村体験ツアー「奥松島・漁業と登米・稲刈り体験」を実施する。これはジャパニカンが4月に開設した米作りのブログで紹介する登米市の農家の手伝いと、JTB東北が宮城県東松島市の奥松島体験ネットワークの協力のもとに企画した漁業体験と漁家民宿への宿泊プログラムをあわせた企画で、「農林水産省補助事業 平成20年農村コミュニティ再生・活性化事業」として位置づけられている。

 農山漁村の人々と参加者が「かご漁」や「ロープワーク」など漁業や農業の体験を通じて交流を深め「美しい日本の地域」、「日本の食の安全は自分たちの手で」というメッセージを参加者に伝えると同時に、ジャパニカンのサイトでツアーを紹介することで訪日外国人の誘致をはかり、日本食や日本文化への理解や関心を促す。25名の募集で、料金は1人1万円。JTB東北は東北在住の留学生を中心に、ジャパニカンは英語サイトで9月12日午後5時まで申込みを受け付ける。

 なお、宮城県は東北地方の中でも最も訪日外国人者数が多く、国土交通省が発表する宿泊旅行統計調査によると2008年第1四半期(1月〜3月)の外国人のべ宿泊者数の増加率は都道府県別で第1位の前年比76.0%増となっている。


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