クリスタル・クルーズはこのほど、旅行会社向けの「日本語版オンライン研修プログラム」サイトの運営を開始した。旅行会社のスタッフに対し、ラグジュアリーシップのサービスや同クルーズの商品理解を深め、さらなる販売促進につなげるのがねらい。同社は各種アワードでの受賞やオーナーが日本郵船ということもあり、他の外国客船に比べると日本での知名度は高いが、サービスや船内プログラム、寄港地など、同クルーズが提供する中身を伝えたい考えだ。

　研修プログラムは3部構成で、第1部ではプロダクトや品質、サービスを画像とともに説明。第2部では今後のスケジュールや寄港地情報、オプショナルツアー、船内アクティビティを伝え、第3部で試験を実施。プログラムの登録は無料で、受講者にはクリスタル・クルーズのセールスキットを送付する。最終試験に合格すると、クリスタル・クルーズのプロカウンセラーとしての証明書を発行する。

　日本の販売総代理店である郵船クルーズによると、現在のクリスタル・クルーズの市場構成は、北米が80％、それ以外のインターナショナル市場が20％で、日本はイギリス、オーストラリアに次いで3番目に多い市場だという。オンライン研修プログラムは昨年からアメリカで開始しており、外国語では日本語版はスペイン語に次いで2番目に開設された。郵船クルーズでは「日本市場への期待の表れ」としている。


▽クリスタル・クルーズ　日本語オンライン研修プログラム
http://www.crystalcruisesacademy.com/jp/