花の観光地づくり大賞に松江市などから3団体

 2008年度花の観光地づくり大賞(主催・日本観光協会)に宮城県栗原市の「町おこしユリの会」、愛知県豊田市の「足助観光協会」、島根県松江市の3団体が選ばれた。花を生かした観光地づくりを推進するため、応募団体の独創性や継続性を選考委員会(中村徹委員長=日本観光協会会長)が審査し毎年選定している。10回目となる今年度は19団体が応募した。

 大賞を受賞した「町おこしユリの会」は、地元の若手を中心に住民主導でユリ園を開園させ、地域活性化に取り組んでいる。地域の景観を生かしたユリ園の運営、地元観光産業の一翼を担うまでに発展させたことが評価された。足助観光協会は、紅葉で有名な香嵐渓に春の観光の目玉としてカタクリの花を育て上げる活動を展開、松江市は大根島の牡丹の普及や周辺観光地と連携した滞在型観光の推進に努めている。

 そのほか、フラワーツーリズム賞に北海道北竜町、山口県萩市、徳島県鳴門市の「鳴門市花街道・地域づくりネットワーク」の3団体、奨励賞に埼玉県鷲宮町や北海道網走市の「フラワーガーデンはな・てんと」など9団体、努力賞に東京都清瀬市など4団体が選ばれた。

 大賞の表彰式は9月11日、北海道遠幌町で開かれる「花のくに日本運動推進大会inオホーツク」で行われる。


情報提供:トラベルニュース社