トランスアエロ航空、成田/サンクト線を10月26日で運休−再開の意向も

  • 2008年7月31日
 トランスアエロ航空(UN)は7月24日付けで、成田/サンクトペテルブルク線を10月26日から運休することを通知した。10月14日と21日の成田発便、13日と20日の現地発便のフライトもキャンセルする。同路線は2008年4月28日に就航したばかりだが、UNでは、「サンクトペテルブルクのホテルの客室数が不足していることから、十分な搭乗者を得られていない」と理由を説明。また、ロシア側での海外旅行シーズンである冬季に向けて、機材とパイロットを確保する必要もあったという。UNでは来年4月から復便する計画で、「2009年は全ての需要に応えたい」としている。

 旅行会社側では、今回の影響は軽微との反応のようだ。ビザの取得に時間がかかること、新しい航空会社に対しての不安感、ロシアでの物価の上昇などが消費者の反応が鈍い理由のようだ。パッケージツアーを造成していたある旅行会社では、「既に10月26日以降の設定を中止した。4月から、問い合わせは多かったものの成約できた件数は少ない」としている。