エア・タヒチ・ヌイ（TN）とタヒチ観光局はこのほど、「タヒチ・スケッチ・ガイドブック」を共同で制作した。ガイドブックでは、画家ポール・ゴーギャンの絵や、タヒチ島とモーレア島のスケッチポイントを紹介するほか、6日から8日間のモデルコースも提案している。1ヶ月ほど前からJTB地球倶楽部、ユーラシア旅行社、クラブ21の3社ではモデルコースとほぼ同じ内容のツアーを販売しており、ガイドブックの配布や店頭ブローシャなどの販促により、秋にかけての取り込みを期待しているという。

　タヒチのターゲット層はハネムーナーがメインであるが、今回新たに画家ポール・ゴーギャンに縁のあるタヒチでのテーマ性のある旅行を提案。日本市場におけるシニアの絵画愛好者は約60万人といわれており、比較的時間と経済的に余裕のある中高年を対象に販売を展開していく。


▽関連記事
◆タヒチ観光局、08年度は2万4500人めざす、シニアなど各客層の需要喚起へ（2008/04/03）

◆取材ノート： エア・タヒチ・ヌイと立教大学にみる、産学連携の効果と課題（2008/03/28）

◆現地レポート−タヒチ　スケッチ・ツアーを皮切りに、シニア向け素材に注目（2008/03/27）

◆エア・タヒチ・ヌイ、立教大学と産学協同、スケッチ旅行企画に協力（2008/02/06）