アクセスランキング、1位はクラブツーリズム、2位は総額表示の通達
先週のランキングで、エイチ・アイ・エス(HIS)の2万9800円のグアム商品の動向を改めてお伝えしたいと書きましたが、今週のニュースで触れているとおり、夏のセール全体で初日に2万人の集客という記録的な動きになったそうです。特に、グアム商品は2万9800円のグアム商品は、販売開始後すぐに完売したというほどの出足で、こうした動きからすると、HISが言うように「(海外旅行需要の)ポテンシャルはある」ということでしょうか。月曜日にも詳報をしますが、JTBの夏休み旅行動向でも、国内・海外ともに旅行人数は前年比で減少する見込みで、海外旅行の平均費用は伸びるものの、総消費額は減少するとの予測です。「安い」だけでは企業の経営として厳しい環境にある中で、どのように需要を掘り起こしていくかは、今後の大きなテーマになりそうです。
今週も燃油にからんだニュースが多くあり、国交省の通達、ユナイテッドが燃油高騰で名古屋線の運休を決定したことなどが上位にランクインしました。通達のパブリックコメントでは、日本派遣添乗協会(TCSA)が燃油サーチャージの徴収を派遣添乗員がしていることによる問題点を指摘し、作業が現場に押し付けられていることがここでも浮き彫りになっています。そして、今週は東京中央労働基準監督署がJTBサポートインターナショナルに対して、是正勧告を出していたことも分かりました。これは添乗員の労働時間とその賃金についての勧告・指導であるものの、「働き方」や旅行会社の提供するサービスのコストを含めた見直しをいっそう進めなければならないのでしょう。
こうしたことを考えるとき、日本旅行、ジャルパックの新社長が語るように、旅行は「人」が魅力となることを、改めて見直す必要があるのではないかと強く実感します。こうした課題を経営に組み入れ、現場の人たちが「ハッピー」に仕事をするからこそ、お客様に対しても良いサービスを提供できる、この好循環を生み出せるかが、変化する市場への第一歩の対応なのでしょう。(鈴木)
▽トラベルビジョン・記事ランキング(7月第1週:6月30日〜7月4日午後6時)
第1位
◆近畿日本鉄道、クラブツーリズム株式をファンドから取得−連結子会社化(2008.6.30)
第2位
◆国交省、燃油サーチャージの総額表示で通達を発出−約款改定が今後の焦点か(2008.07.01)
第3位
◆ユナイテッド航空、名古屋/サンフランシスコ線を運休−燃料高騰の影響で(2008.07.01)
第4位
◆日旅新社長の丸尾氏、JR西との連携強化と成長分野に注力−人材育成が鍵(2008.07.03)
第5位
◆エア・タヒチ・ヌイ、10月から関空経由を変更−日本線は週2便は継続(2008.07.02)
第6位
◆MIATモンゴル航空、需要見込めず中部チャーターを中止−補償の方針は未定(2008.07.03)
第7位
◆HIS、サマーセール第2弾で若年層の需要喚起−価格とテーマで訴求(2008.07.03)
第8位
◆JTBサポートインターナショナルに是正勧告−「ツアー添乗の時間算定可能」(2008.07.04)
第9位
◆オーストラリア、供給座席減も市場の注力度は「不変」−関係者来日で強調(2008.07.02)
第10位
◆トップインタビュー:内外航空サービス代表取締役社長 矢野邦雄氏(2008.07.02)
今週も燃油にからんだニュースが多くあり、国交省の通達、ユナイテッドが燃油高騰で名古屋線の運休を決定したことなどが上位にランクインしました。通達のパブリックコメントでは、日本派遣添乗協会(TCSA)が燃油サーチャージの徴収を派遣添乗員がしていることによる問題点を指摘し、作業が現場に押し付けられていることがここでも浮き彫りになっています。そして、今週は東京中央労働基準監督署がJTBサポートインターナショナルに対して、是正勧告を出していたことも分かりました。これは添乗員の労働時間とその賃金についての勧告・指導であるものの、「働き方」や旅行会社の提供するサービスのコストを含めた見直しをいっそう進めなければならないのでしょう。
こうしたことを考えるとき、日本旅行、ジャルパックの新社長が語るように、旅行は「人」が魅力となることを、改めて見直す必要があるのではないかと強く実感します。こうした課題を経営に組み入れ、現場の人たちが「ハッピー」に仕事をするからこそ、お客様に対しても良いサービスを提供できる、この好循環を生み出せるかが、変化する市場への第一歩の対応なのでしょう。(鈴木)
▽トラベルビジョン・記事ランキング(7月第1週:6月30日〜7月4日午後6時)
第1位
◆近畿日本鉄道、クラブツーリズム株式をファンドから取得−連結子会社化(2008.6.30)
第2位
◆国交省、燃油サーチャージの総額表示で通達を発出−約款改定が今後の焦点か(2008.07.01)
第3位
◆ユナイテッド航空、名古屋/サンフランシスコ線を運休−燃料高騰の影響で(2008.07.01)
第4位
◆日旅新社長の丸尾氏、JR西との連携強化と成長分野に注力−人材育成が鍵(2008.07.03)
第5位
◆エア・タヒチ・ヌイ、10月から関空経由を変更−日本線は週2便は継続(2008.07.02)
第6位
◆MIATモンゴル航空、需要見込めず中部チャーターを中止−補償の方針は未定(2008.07.03)
第7位
◆HIS、サマーセール第2弾で若年層の需要喚起−価格とテーマで訴求(2008.07.03)
第8位
◆JTBサポートインターナショナルに是正勧告−「ツアー添乗の時間算定可能」(2008.07.04)
第9位
◆オーストラリア、供給座席減も市場の注力度は「不変」−関係者来日で強調(2008.07.02)
第10位
◆トップインタビュー:内外航空サービス代表取締役社長 矢野邦雄氏(2008.07.02)