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箱根町の07年観光客数 10年ぶりに2千万人突破

 2007年の箱根町(神奈川県)の観光客数が97年以来10年ぶりに2000万人を突破したことが分かった。箱根町はこのほど、07年の観光客数が前年を100万人以上上回る2026万人(5.3%増)だったと発表した。内訳は宿泊客472万人(2.3%増)、日帰り客1554万人(6.2%増)。宿泊は2年連続、日帰りは3年連続で前年を上回った。2000万人突破について箱根町では、箱根ロープウェイの改修工事完了による連絡ルートの復活、ハイアットリージェンシー箱根など06年にオープンしたりリニューアルした宿泊施設が、年間を通じて好調だったことなどを要因としてあげている。

 宿泊客の内訳は一般観光客453万人(1.3%増)、外国人15万人(42.7%増)、修学旅行4万人(1.5%増)。外国人旅行者は前年に続いて40%を超える伸び率となった。

 国内で大きなイベントがなかったことや、3連休が多かったこと、宿泊施設の新規オープンや保養所から旅館ホテルへの業種変更が宿泊客の伸びにつながった。

 施設別の宿泊客数は旅館ホテル349万人(4.7%増)、寮・保養所107万人(3.4%減)、民宿・ペンションなどその他施設16万人(9.0%減)だった。

 日帰り客は箱根ロープウェイのリニューアルや芦ノ湖の新型観光船就航、箱根関所の完全復元などの話題性、それらによる周遊ルートの魅力のアップが集客につながった。把握はできていないものの、外国人旅行者の日帰り客も年々増加していると見られる。

 箱根町の観光客数が最も多かったのは91年で、2247万人(宿泊556万人、日帰り1691万人)が訪れている。


情報提供:トラベルニュース社