コンスタンスホテルズ、09年3月にモルディブに開業、日本から1500名目標に
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コンスタンスホテルズはモーリシャスに本社を置き、5ツ星クラスで小・中規模のラグジュアリークラスのリゾートを展開する。現在はモーリシャスに2軒、マダガスカルに1軒、セイシェルに1軒のリゾートを稼動しており、今後は09年11月にモルディブ2軒目のリゾート、2010年にセイシェルに1軒をオープンする予定。そのうちモルディブは日本からのアクセスが良いことから、日本を重要市場として取り込みをはかる。来日した同ホテルのマーケティング・マネジャーのジークフェルド・エスピタリエ・ノエル氏は「モルディブでは、フランス、イギリス、ドイツ、イタリア、日本、その他の国々の6つの市場をターゲットとしており、日本からはハラベリだけで年間、1500名の集客を見込む」という。
誘致する市場の構成は「バランスが大切」とし、それぞれが全体の15%から20%ずつであることを理想とする。ただし、需要の強い欧州市場と日本市場の繁忙期が真逆であることから、アロットを冬は欧州市場へ、夏は日本市場向けに多く確保してコントロールしていく考えもある。また、安定した宿泊料金の設定のため、セールスはツアーオペレーターを通し、オペレーターから旅行会社に提案する方法をとる。日本事務所セールス・マーケテイングマネジャーの天本恵雄氏によると、訪問したオペレーターには「ワンアンドオンリーやフォーシーズンズと同じくらいの高級感の印象を持ってもらった」という。
なお、2009年3月にオープンする「ハラベリ・リゾート」は、57棟の水上ヴィラと20棟のビーチヴィラ、8棟の2階建てビーチヴィラ、1棟プレジデンシャルヴィラの計86棟で、モルディブのリゾートでは唯一、すべてのヴィラがプライベートプールを設置している。また、天本氏はハラベリ・リゾートで、日本人と韓国人スタッフをレセプションに置くことを検討している。
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