ハワイ体験レポートその19−ハワイの旅をカラフルに彩るグルメたち
ハワイの旅をカラフルに彩るグルメたち
〜ローカルのおすすめ「食」スポットめぐり
有名な高級レストランやホテルのダイニングルームでおしゃれなディナーを楽しむのも旅の良い思い出。しかし、ローカルの人と出会える気軽なダイナーやパブなどに立ち寄ってもみたい。ハワイなら観光客でもすんなりと雰囲気にとけこめる店がほとんど。ロコ(地元の人)のいちおしを巡ってみた。(取材:宮田麻未 写真:神尾明朗)
常夏だから、おいしい地ビール
気候条件や雰囲気が飲み心地に大いに影響するビールは、醸造した場所で飲む地ビールだからこそのおいしさがある。ハワイを代表するビールとして日本にも輸出されているのが、ブリューイング・カンパニーの手作り生ビール。ハワイ島各地のレストランにも置かれているが、製造元に併設されているパブへ出かけてみよう。トロピカルな植物や椰子の木に囲まれた庭に並べられたテーブルで、星を眺めながら飲み干すビールは常夏だからこそのおいしさだ。驚くほど大きなピザなど、料理は視覚からも楽しませてくれる。
ブリューイング・カンパニー http://www.konabeer.jp
謎の“癒し系”ドリンク、カバを飲んでみる
カバ(Kava)は、南太平洋の島々で昔から飲まれている飲み物。一見“ミルク色がかった泥水”のような感じなので、なかなか手が出ないかもしれないが、慣れた人は口々に「飲むと気持ちが落ち着いて、リラックスできるよ」という。カバは、カバという植物の根から作られる飲み物で、アルコール成分は無し。少量口に含むとなんとなく口の中がしびれるような気がしてくるから、それが沈静作用に結びついているのかもしれない。ハワイ島では大規模なカバの栽培農家もあり、カイルア・コナの海辺にある「カナカ・カバ」のような人気のカバ・スタンドがあちこちに存在する。カナカ・カバには、ココナッツの殻で作った常連用の“マイ・カップ”もずらりと並んでいて、そんな独特の雰囲気も面白い。
ロコモコは朝食だった!
ロコモコはハワイのローカルフードの代表格。丼のような容器にご飯、その上にハンバーグを乗せ、さらに目玉焼きをトッピング。仕上げはグレービーソースをたっぷりかける。ハワイ島のヒロに住んでいた日系人から広まったという。こんなにボリュームたっぷりのメニューだが、本来朝食に食べるものだそうだ。農作業を乗り切るエネルギーフードだったのだろう。
ローカルの人のいちおしはワイピオ渓谷の近く、ホノカアにある「テックス・ドライブイン」。60年代風の典型的な“地元のお店”風なのが楽しい。早速ロコモコを注文する。ご飯とハンバーグ、グレービーを一度に口に入れてみると、予想以上に味がしっくりと溶け合う。「モコ」というのは混ぜるという意味なので、本当はしっかりまぜて食べるのがベストだそうだ。
もう一つ、朝食としておすすめのローカルフードが、マラサダ。揚げパンに砂糖をまぶしたシンプルな食べ物なのだが、コーヒーと一緒に食べるとちょっとやみつきになりそうなおいしさだった。
ホノルルの穴場、冷凍は一切無しのシーフード・レストラン
ホノルル空港とダウンタウンのちょうど中間あたりに位置するピア38は、港の周辺に倉庫や工場が並び、一見、観光とは関係がなさそうなエリア。しかし、ここにある「アンクルズ・フィッシュマーケット&グリル」は、最近多くのガイドブックや雑誌に取り上げられ、ホノルルのグルメスポットの一つとして注目されている。
広々としたスペースにぎっしりとテーブルが並び、周りの壁には巨大なカジキマグロの剥製など、スポーツフィッシングの好きな人にはたまらないアイテムがたくさん飾られている。注文も料理を運ぶのも自分でするカフェテリア方式なので、店内は気楽な雰囲気で活気がある。「冷凍ものは一切扱っていない。」というのが店のキャッチフレーズで、料理はもちろん新鮮そのもの。蟹肉をたっぷり使ったアボガドサラダやシーフードチャウダーが名物。常連のおすすめはフィッシュ&チップス。ホームメイドのタルタルソースがおいしさをグッとひきたててくれる。
アンクルズ・フィッシュマーケット&グリル http://www.unclesfishmarket.com
ホノルルのトレンディ・レストラン
「エピック」は今、ホノルルで最も注目されているレストランの一つ。チャイナタウンの一角にあり、お店に入ると「昔の上海租界はこんな風だったのでは」と思わせるようなレトロな雰囲気と、ウルトラモダンなデザインのテーブルやライトが不思議なバランスを保っている。
メニューは、最近北米各地の高級レストランで人気のある“ユーロ・エージャン・フード”。フランス料理などの洗練さとアジア風な味が微妙に溶け合っている。さらにハワイ風の味のひとひねりが加えられているのがエピックらしさというところだろう。シーフードが中心だが、香辛料の微妙な隠し味が見事なフィレ・ミニオンなどもおすすめだ。サラダ、前菜、アントレ、デザートと4品のコースメニューが70ドルと、ハイエンドのレストランとしてはリーズナブルな値段なのも嬉しい。ワインリストもヨーロッパのものを中心に厳選されている。
エピック http://www.restaurantepic.com
〜ローカルのおすすめ「食」スポットめぐり
有名な高級レストランやホテルのダイニングルームでおしゃれなディナーを楽しむのも旅の良い思い出。しかし、ローカルの人と出会える気軽なダイナーやパブなどに立ち寄ってもみたい。ハワイなら観光客でもすんなりと雰囲気にとけこめる店がほとんど。ロコ(地元の人)のいちおしを巡ってみた。(取材:宮田麻未 写真:神尾明朗)
常夏だから、おいしい地ビール
気候条件や雰囲気が飲み心地に大いに影響するビールは、醸造した場所で飲む地ビールだからこそのおいしさがある。ハワイを代表するビールとして日本にも輸出されているのが、ブリューイング・カンパニーの手作り生ビール。ハワイ島各地のレストランにも置かれているが、製造元に併設されているパブへ出かけてみよう。トロピカルな植物や椰子の木に囲まれた庭に並べられたテーブルで、星を眺めながら飲み干すビールは常夏だからこそのおいしさだ。驚くほど大きなピザなど、料理は視覚からも楽しませてくれる。
ブリューイング・カンパニー http://www.konabeer.jp
謎の“癒し系”ドリンク、カバを飲んでみる
カバ(Kava)は、南太平洋の島々で昔から飲まれている飲み物。一見“ミルク色がかった泥水”のような感じなので、なかなか手が出ないかもしれないが、慣れた人は口々に「飲むと気持ちが落ち着いて、リラックスできるよ」という。カバは、カバという植物の根から作られる飲み物で、アルコール成分は無し。少量口に含むとなんとなく口の中がしびれるような気がしてくるから、それが沈静作用に結びついているのかもしれない。ハワイ島では大規模なカバの栽培農家もあり、カイルア・コナの海辺にある「カナカ・カバ」のような人気のカバ・スタンドがあちこちに存在する。カナカ・カバには、ココナッツの殻で作った常連用の“マイ・カップ”もずらりと並んでいて、そんな独特の雰囲気も面白い。
ロコモコは朝食だった!
ロコモコはハワイのローカルフードの代表格。丼のような容器にご飯、その上にハンバーグを乗せ、さらに目玉焼きをトッピング。仕上げはグレービーソースをたっぷりかける。ハワイ島のヒロに住んでいた日系人から広まったという。こんなにボリュームたっぷりのメニューだが、本来朝食に食べるものだそうだ。農作業を乗り切るエネルギーフードだったのだろう。
ローカルの人のいちおしはワイピオ渓谷の近く、ホノカアにある「テックス・ドライブイン」。60年代風の典型的な“地元のお店”風なのが楽しい。早速ロコモコを注文する。ご飯とハンバーグ、グレービーを一度に口に入れてみると、予想以上に味がしっくりと溶け合う。「モコ」というのは混ぜるという意味なので、本当はしっかりまぜて食べるのがベストだそうだ。
もう一つ、朝食としておすすめのローカルフードが、マラサダ。揚げパンに砂糖をまぶしたシンプルな食べ物なのだが、コーヒーと一緒に食べるとちょっとやみつきになりそうなおいしさだった。
ホノルルの穴場、冷凍は一切無しのシーフード・レストラン
ホノルル空港とダウンタウンのちょうど中間あたりに位置するピア38は、港の周辺に倉庫や工場が並び、一見、観光とは関係がなさそうなエリア。しかし、ここにある「アンクルズ・フィッシュマーケット&グリル」は、最近多くのガイドブックや雑誌に取り上げられ、ホノルルのグルメスポットの一つとして注目されている。
広々としたスペースにぎっしりとテーブルが並び、周りの壁には巨大なカジキマグロの剥製など、スポーツフィッシングの好きな人にはたまらないアイテムがたくさん飾られている。注文も料理を運ぶのも自分でするカフェテリア方式なので、店内は気楽な雰囲気で活気がある。「冷凍ものは一切扱っていない。」というのが店のキャッチフレーズで、料理はもちろん新鮮そのもの。蟹肉をたっぷり使ったアボガドサラダやシーフードチャウダーが名物。常連のおすすめはフィッシュ&チップス。ホームメイドのタルタルソースがおいしさをグッとひきたててくれる。
アンクルズ・フィッシュマーケット&グリル http://www.unclesfishmarket.com
ホノルルのトレンディ・レストラン
「エピック」は今、ホノルルで最も注目されているレストランの一つ。チャイナタウンの一角にあり、お店に入ると「昔の上海租界はこんな風だったのでは」と思わせるようなレトロな雰囲気と、ウルトラモダンなデザインのテーブルやライトが不思議なバランスを保っている。
メニューは、最近北米各地の高級レストランで人気のある“ユーロ・エージャン・フード”。フランス料理などの洗練さとアジア風な味が微妙に溶け合っている。さらにハワイ風の味のひとひねりが加えられているのがエピックらしさというところだろう。シーフードが中心だが、香辛料の微妙な隠し味が見事なフィレ・ミニオンなどもおすすめだ。サラダ、前菜、アントレ、デザートと4品のコースメニューが70ドルと、ハイエンドのレストランとしてはリーズナブルな値段なのも嬉しい。ワインリストもヨーロッパのものを中心に厳選されている。
エピック http://www.restaurantepic.com