ハイアット・ワイキキ、日本向けサービス強化、ルーウィン新GMがアピール

  • 2008年4月4日
 ハイアット・リージェンシー・ワイキキ・リゾート&スパの総支配人に就任したデイビッド・ルーウィン氏が来日し、今後の方針と日本市場に向けた取組みを語った。

 ルーウィン氏は同ホテルの6割を占める日本人客を、「最優先事項」と述べ、そのキーポイントしてスタッフ、プロダクト、ブランドを掲げる。特にスタッフについてはハイアットとしてトレーニングに力を入れているところだが、さらに同ホテルでは日本人の習慣や思考を考慮した対応を可能とするサービス提供に向けたトレーニングに取り組むという。

 現在、同ホテルでは5名の日本人ゲストサービスのほか、ハウスキーピングなどへの要望の電話に対応する「JPBX」に10名の日本人スタッフを雇用。流暢に日本語を話すことのできるスタッフは100人以上、ある程度の日本語可能を含めると200人を超えるという。ルーウィン氏は「言葉の壁を感じずハワイのホーム(家)にいるようにリラックスしてもらいたい」と、日本人が安心して滞在できる体制をアピールする。

 また、プロダクトではルーム・アメニティに日本茶の無料サービス、セーフティボックスの無料利用のほか、ミニバーを冷蔵庫に交換するなど、日本人が安心して滞在できる環境を整備している。こうしたサービス、プロダクトの強化を通し、シニア、ハネムーン含むウェディング、グループを中心に、幅広い日本人客層に選ばれる環境を整えていく。

 なお、同ホテルでは約8億円を投じたリノベーションを実施しており、来週から順次、パブリックエリアを開始する。終了は8月上旬の予定。すでに客室の改装のほか、フィットネス施設「ステイ・フィット」の拡張は修了しており、新たに建設中のキッズプログラム「キャンプ・ハイアット」も5月下旬に終了する予定だ。