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ハワイ体験レポート−その11 カラカウア通りの“買い物天国”度アップ!

  • 2008年3月17日
カラカウア通りの“買い物天国”度アップ!
〜充実するハワイのショッピング施設群〜


“買い物天国”という少々使い古された言葉が、ワイキキでは再び新鮮さを取り戻した。高級ブランドの店が集まる「ラグジュアリー・ロウ・アット・2100カラカウア・アベニュー」、3月8日には「アラモアナ・センター」にノードストームがオープンするなど、ワイキキのショッピングシーンに新たな展開が見られる。中でも「ロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンター」(RHSC)のリニューアルは、新しいワイキキのイメージに大きな役割を果たしているだろう。A棟とB棟はほぼ完成し、今年夏には残りのC棟も含めた改装工事が完了する予定だ。「ハワイへ来たらやっぱりショッピング!」というニーズに、ワイキキが応えたもの。実際にカラカウア通りを歩き、観光客の反応もおりまぜながらレポートする。(取材:宮田麻未 写真:神尾明朗)



コミュニティを重視するRHSC

 RHSCには、カルティエやエルメスなどの高級ブランド店から、サーフギアやサングラスハットなどの人気カジュアルブランドの店、レストランやカフェなど、100店舗以上の店が集まる。さらに今回のリニューアルでは、コミュニティ全体の活性化をめざし、さまざまな工夫をこらした。もともとこの敷地はハワイ王家にゆかりの深い土地。ここで得られる収益はハワイ先住民の子供たちの学校、カメハメハ・スクールズの教育費に充てられることになっている。RHSCはハワイ文化の紹介の場としての役割も強調されているのだ。

 「ショッピングの途中で一休みするなら、こんなところがいい。廊下がテラスのようになっているので、建物の中に閉じこめられる感じがなくて良い」と応じてくれたのは、ハワイは7回目という40代の日本人女性グループ。中心には椰子の木が並び、美しいせせらぎのある広場が作られている。ここではハワイの伝統的な踊りや歌、音楽などが披露されるが、これはショッピング客へのエンターテイメントというばかりでなく、ハワイの伝統文化を育成するための場でもある。野外の舞台なので、夜の柔らかな風に吹かれながら、ハワイの歌や踊りをたっぷりと楽しんでみたい。また、RHSCでは、無料のカルチャーレッスン・プログラムも豊富に用意している。ロミロミ(ハワイオリジナルのマッサージ)の基本やフラダンス、ウクレレやレイメイキングなど選択の幅も広く、ツアー向けの素材として特別アレンジも可能だ。

 なお、2008年夏には、760席の本格的劇場が完成する予定だ。ハワイ王朝時代から現代までの歴史をアクロバットやミュージカルで表現するユニークなエンターテインメント
「ワイキキ・ネイ」が上演される。上演後は、客席が収納され、
ハイテク技術を駆使したナイトクラブに変身するという。



RHSCを中心に賑わうワイキキ・ショッピングシーン

 アラモアナ・センターからワイケレ・プレミアムアウトレットまで、ホノルル周辺には20近くのショッピングモールがある。アラモアナ・センターだけでも約300軒の店が並んでおり、一日ではまわりきれないほどだ。なかでもRHSCは、シェラトン・ワイキキ・ホテルやザ・ロイヤル・ハワイアン、モアナ・サーフライダー・ウェスティン・リゾートなど、ワイキキの中心的なホテルに隣接しており、街全体の雰囲気を大きく変えるほどの影響力を発揮しそうだ。

 RHSCの西側も、ワイキキ・ビーチウォークの再開発でイメージを完全に一新。ビーチウォーク通り側に「トランプ・インターナショナル・ホテル」がオープンすれば、さらに活気が出てくるだろう。小さな広場風の緑地帯や噴水を配した“おしゃれな街角”風のデザインは、今までのワイキキと違う新鮮なイメージを創り出している。カラカウア通りの南側でも、DFSギャラリアから西の部分で再開発が進んでいる。その代表的なものが「ラグジュアリー・ロウ・アット2100カラカウア・アベニュー」と呼ばれる一角。ティファニーやイヴ・サンローランなど8つの高級ブランド店が並ぶ。

 一方、北側はレトロな雰囲気を楽しむ人たちも多い。「職場用の『義理みやげ』なら、このあたりがベスト」と20代のころから、数年に一度はハワイに来るという40代のご夫婦が夕食後の散策を楽しんでいるところに語ってくれた。こうした人たちに人気があるのが、RHSCから道を隔てて斜め向かいにある「インターナショナル・マーケット・プレイス」。樹齢100年という巨大なバニアンツリーの周辺に、小さな屋台のような店がぎっしりと並んでいる。売られているのはTシャツや人形、レイなどの典型的なハワイのみやげ物。ずらりと並んだ「キッチュ」な品々からは、何ともいえない魅力が伝わってきた。


▽ロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンター
http://www.royalhawaiianshoppingcenter.com

▽DFSギャラリア 
http://www.dfsgalleria.com

▽ラグジュアリー・ロウ・アット2001カラカウア・アベニュー
http://www.2100kalakaua.com

▽アラモアナ・センター 
http://www.alamoanacenter-jp.com



注目の「ワイキキ・ビーチウォーク」で泊まってみる

  ハワイ旅行の中心をショッピングとするなら、
今、最もホットな「ワイキキ・ビーチウォーク」
のホテルに宿泊するのも楽しい。ストリート系、
サーフ系のファッションとして人気があるアルタ
ー・エゴや、ハワイアン・ジュエリーの専門店ナ・
ホク、日本で話題のハワイアンキルトの専門店ハ
ワイアン・キルトコレクションなど、ユニークな
お店が多く、有名ブランドとひとあじ違う「自分
へのおみやげ」を探している人向きだ。

 ワイキキ・ビーチウォークには、タイムシェア
型の「ウィンダム・ワイキキ・ビーチウォーク」
をはじめ、4つのホテルが並んでいる。なかでも
注目が「エンバシー・スイート・ワイキキ・ビー
チウォーク」。ワイキキで最新というだけでなく、
ハワイ唯一の全室スイートタイプのホテルなのだ。
小さな冷蔵庫や電子レンジ、流しなどが全室につ
いており、自分たちで食事を作りたいというシニ
アや小さな子供連れの家族には便利だ。ショッピ
ングやレストランへのアクセスも便利な位置にあ
る。朝食のレストランは、ワイキキ・ビーチウォ
ークを見下ろす場所にあり、朝の光をたっぷり浴
びられるテラス席もおしゃれ。プールやフィット
ネスセンターのほか、客室内のインターネットや
金庫の使用、北米内の電話が無料など、ビジネス
客にもアピールするサービスもポイントだ。

▽ワイキキ・ビーチウォーク
 http://www.waikikibeachwalk.com
▽エンバシー・スイート・ワイキキ・ビーチウォーク
 http://www.embassysuiteswaikiki.com