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ハワイ、1月の日本人訪問者数は5.2%減−座席減に対し「踏ん張っている」

  • 2008年3月5日
 ハワイ州産業経済開発局(DBEDT)によると、2008年1月の日本人訪問者数は5.2%減の10万1551人であった。減少はユナイテッド航空(UA)の関西線の減便が大きく影響しているもので、OAGのデータによると日本発の供給座席数は10.7%減の14万6098席となっており、供給座席の減少幅に比べ、訪問者数の減少幅が小さく、ハワイ州観光局(HTJ)は「踏ん張っている」(HTJディレクターの一倉隆氏)としている。

 HTJでは引き続き、ハワイ側での日本市場の動向に関して理解を深めてもらう考え。近くハワイ・ツーリズム・オーソリティ(HTA)の会合で、ハワイ側の各企業が参集する機会などを捉え、地方市場の需要開拓、60歳超の市場への取り組みなどとあわせ、「市場環境が悪いなかでも様々な可能性があることを理解してもらえるようにしたい」(一倉氏)という。

 なお、日本旅行業協会(JATA)とHTAで合意した日本ハワイ観光促進協議会(JHTC)の第1回会合は4月14日、15日に開催する。既に提案されている7つの重点項目について、具体的な取り組みに関して、日本側とハワイ側とで意見を出していく。


JATAとHTA、日本発ハワイ需要喚起で合意−2011年まで150万人超をめざす(2008/01/28)