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京都を訪れる外国人客の1人あたり消費額は7万1973円−日本人より高額に

  • 2008年2月19日
 京都市は昨年、市場のニーズにあった誘致活動を目的に、同市として初めて「外国人観光客の動向・意識調査」を実施した。

 この中で注目の結果が、1人あたりの消費額。京都市内で宿泊、飲食、交通、みやげ品などにかかった1日の平均額は7万1973円で、日本人宿泊観光客の3万932円(同市調査)よりも高い。内訳は、宿泊費が4万469円、飲食費が1万449円、交通費が6053円、みやげ品費は9097円。宿泊費が多額になっており、同市では外国人客の平均滞在日数が3.1日と長いことが消費額を引き上げているとみている。

 また、満足度は「とても満足」が53.1%、「満足」が38.2%で、再来訪の意向は89.5%が「また来たい」と回答。満足度の国・地域別ではアメリカが69.3%、イギリスが64.3%、オーストラリアが63.6%と続くが、韓国は10.2%と低かった。不満は少ないものの、「交通機関」が8.4%、「観光施設」が7.8%という声もあった。

なお、調査は2007年6月から7月に、市内12ヶ所の宿泊施設で実施。サンプル数は524名で、内訳はアメリカが150名、オーストラリアが66名、台湾が56名、韓国が49名、イギリスが28名、カナダが25名、フランスが25名、中国が20名、その他ヨーロッパ66名、アジア、23名など。対象施設は下記の通り。

▽調査票配布施設
・ハイアットリージェンシー京都
・京都ホテルオークラ
・京都東急ホテル
・新・都ホテル
・京都タワーホテル
・ザ・パレスサイドホテル
・綿善旅館
・旅館 八千代
・柊家
・いろは旅館
・祇園古今
・ホテル西山