アイスランド航空（FI）はこのほど、アイスランド大使館主催の一般消費者向けイベント「ここから始まるアイスランド」に参画、参加者に魅力をアピールした。これは、昨年10月に続き2回目の開催となり、2月14日と15日の2日間にかけて実施されたもの。120名の募集定員に対し、160名が集まり、注目の高さが伺える。在日アイスランド大使のトーヅル・アイギル・オスカーソン氏（右写真）は日本とアイスランドの関係について「もともと貿易面で交流があったが、温泉や自然の活用方法など、文化面の共通点も多い」と語り、参加者に訪問を促した。

　FIは14日のイベントで、アイスランドと日本の情報交換のコミュニティーとして「クラブ・アイスランド」を発足。今後、アイスランドに関するイベントや相談会を行うほか、6月には同クラブ主宰ツアーを実施する。このツアーは、一般的なツアーで訪れることのないグリムルの滝や、川の温泉地「ランドマンナロイガル」などを周遊するもので、同クラブ会員には割引をはじめとする特典を設けた。

　さらに、FIとアイスランド旅行手配を行うアイスランド・トラベルは、個人旅行者向けにアイスランド内周遊ツアーを共同で開発。これまで現地ツアーは英語ガイドのみだったが、日本語ガイドのツアーを用意した。これは、レイキャビークやゴールデンサークルなどを巡るもので、出発日は8月9日、もしくは9月20日とし、6日間で26万900円からとした。FIゼネラルマネージャーの栗原宗利氏は、アイスランドにおける宿泊施設の充実や日本での需要の高まりを意識し、「シニア層をメインとして直接的に誘致を図り、ファンを増やしていきたい」と話し、6月に開催する予定の第3回イベントなど、今後もプロモーション活動を行っていくという。

　なお、FIは昨年から定期チャーター便の運航を中止しており、全て乗り継ぎ便となる。機材繰りが厳しいものの、来年は「再開したい」という。


▽アイスランド航空
http://www.icelandair.jp/


▽関連記事
◆アイスランド航空、注目度の高まりを好機とし、この冬にもキャンペーン展開 （2007/10/25）