JATA調査、大手パッケージ商品は出足不調−1月から3月の予約状況
日本旅行業協会(JATA)は大手ホールセール6社を対象とした1月から3月の予約状況について調査、これによるとアジア方面を除き全方面で弱含みに推移していることがわかった。調査はジェイティービー、近畿日本ツーリスト、日本旅行、阪急交通社、ジャルパック、ANAセールスを対象に実施したもの。全方面合計で、1月は前年比7.1%減、2月は6.5%減、3月は13.2%減と総じて出足が悪く、燃油サーチャージ額の増加や地上費の高騰、為替動向など、旅行代金の値上がりの反映が影響していることが懸念される動きだ。
方面別では、アジア方面が1月から3月まで前年を上回る水準で、1月は1.3%増、2月は2.8%増、3月は1.3%増。多方面を牽引する伸びには至っていないものの、他の方面と比べると総じて順調な滑り出しのようだ。また、ヨーロッパは1月が0.3%減、2月が0.1%増、3月が8.0%減と減少ではあるものの、底堅い需要があると思われる動き。その他は良いずれも2桁の減少を見せており、今後の間際の需要摘み取りがあったとしても、大きな増加を見せることにはならない水準にあり、レジャー需要を主力とする旅行会社にとっては利益確保に苦労しそうな滑り出しとなっている。
▽JATA調査:大手ホールセール6社の予約状況
(方面/1月前年比/2月前年比/3月前年比)
アメリカ・カナダ/14.2%減/4.8%減/15.4%減
ハワイ/11.2%減/20.8%減/25.2%減
グアム・サイパン/18.4%減/29.2%減/25.2%減
ヨーロッパ/0.3%減/0.1%増/8.0%減
オセアニア/27.1%減/10.7%減/23.4%減
アジア/1.3%増/2.8%増/1.3%増
中国/13.2%減/23.5%減/22.4%減
全方面計/7.1%減/6.5%減/13.2%減
方面別では、アジア方面が1月から3月まで前年を上回る水準で、1月は1.3%増、2月は2.8%増、3月は1.3%増。多方面を牽引する伸びには至っていないものの、他の方面と比べると総じて順調な滑り出しのようだ。また、ヨーロッパは1月が0.3%減、2月が0.1%増、3月が8.0%減と減少ではあるものの、底堅い需要があると思われる動き。その他は良いずれも2桁の減少を見せており、今後の間際の需要摘み取りがあったとしても、大きな増加を見せることにはならない水準にあり、レジャー需要を主力とする旅行会社にとっては利益確保に苦労しそうな滑り出しとなっている。
▽JATA調査:大手ホールセール6社の予約状況
(方面/1月前年比/2月前年比/3月前年比)
アメリカ・カナダ/14.2%減/4.8%減/15.4%減
ハワイ/11.2%減/20.8%減/25.2%減
グアム・サイパン/18.4%減/29.2%減/25.2%減
ヨーロッパ/0.3%減/0.1%増/8.0%減
オセアニア/27.1%減/10.7%減/23.4%減
アジア/1.3%増/2.8%増/1.3%増
中国/13.2%減/23.5%減/22.4%減
全方面計/7.1%減/6.5%減/13.2%減