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リーディングホテルズ、08年は予約数20%増をめざす-陣容も拡大

  • 2008年1月7日
 ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド(LHW)日本支社長のベティ・オザキ氏によると、2008年春ごろをめどに日本語ウェブサイトを立ち上げ、英語サイトと同様の機能を持つことで、旅行会社のGDS経由の販売、一般消費者への知名度の向上、会員数の増加を目指していくという。2007年は12月現在、世界全体で160万ルームナイトの予約数で、日本市場では約1万3000ルームナイト。傾向としてビジネスではニューヨーク、シンガポール、ソウル、ロンドン、レジャーではハワイ、パリ、ミラノ、ベニス、フィレンツェ、バンコクへの予約が多く、ビジネス需要が約6割を占めるという。2008年には旅行業界、一般消費者とあわせ、知名度を高める活動を通じ、1万5000ルームナイトにまで増やしたい考え。特に今年はLHW設立から80周年の記念の年となるため、2月ごろをめどにプロモーション用のパッケージを設定するなどして販促をはかる。

 また、予約数の増加をめざし、11月から12月にかけて陣容を拡大。2007年11月12日付けでセールスマネージャーに鈴木昇氏、2007年12月17日付けでセールスディレクターに久楽功一(くたら・よしかず)氏を採用。ただし、シェアではGDSが07年に57%のところ51%、コールセンター等での予約が34%を37%、インターネットは9%のところ12%というシェアをめざす。GDSの予約がシェアで減少しているが、予約数が全体で20%増を目指しており、「富裕層の一部では、パッケージ型の商品を避ける傾向もあり、この取り込みには旅行会社の力が不可欠」(オザキ氏)とし、久楽氏、鈴木氏がセールスに加わったことで旅行業界への認知、浸透も引き続き推進。特にコーポレート、MICEなどでの需要獲得を目指したいという。

 また、LHWでは会員組織「リーダーズクラブ」を設けており、全世界に約4万人、日本で約1000人の会員の拡大をはかる。既に会員対象のサービス等の充実を図るため、メンバーリレーション・ダイレクターを新設。また、会員対象に実施したアンケートでは、LHW加盟ホテルのデスティネーション情報、メールではなく郵便での情報送付を希望するなどの希望があることを受け、こうした要望への対応を実施。また、年2回のLHW加盟ホテルへの宿泊が無い場合には、会員資格を失うアクティブな会員であることを売りとして、引き続き会員誌などでデスティネーション紹介や会員限定のパッケージの提供などをおこなっていく。