ホテル日航東京の2007年の累計婚礼実施組数が、12月末までの予約を含めて過去最高となる、対前年比18.5％増の合計1000組に達した。2006年の実績は05年比3.6％増の844組。これはハードとソフト両面での強化が奏功したもの。今後は3年後をメドに20％程度の増加をめざす。

　ハード面では2004年の9月以来8億4000万円を投入し、衣装室や写真室、中規模宴会場3室などの施設を改装したほか、2軒目となるチャペル「ルーチェ・マーレ」を新設し、また宴会場としても使用可能な神殿も改装した。ソフト面でも教育システムの整備や意識改革のほか、組織再編により、顧客を開拓するセールス部門と、顧客をもてなすサービス部門との役割を明確化した。さらにコンセプト「Tokyo Balcony Wedding」を前面に打ち出した広告宣伝、ウェディングフェアの定期的な開催に加え、料理や飲み物、会場など必ず必要なサービスのみをパッケージし、そのほかを予算に応じて選択可能な商品のラインナップを提供している。


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