ザ・カハラ、日本向けサービスチーム設置−改装順調でスパなど新施設も

  • 2007年11月8日
 ザ・カハラ・ホテル&リゾートは日本向けサービスチームを設置、日本市場への取り組みを強化する。常務取締役のジョン・ブランコ氏らが来日し、旅行会社を招いたレセプションを開催、日頃の感謝を述べ、同ホテルの最新情報を提供した。

 サービスチームは昨年、設けたもので、例えば日本語スタッフは従来よりも倍増。レストランやスパなど各部署に配置したほか、施設面では早朝に到着する日本人客向けに「ホスピタリティ・ラウンジ」を開設。また、日本地区では担当スタッフを1名から4名に増加させている。

 また、ハワイでは、ハワイ・ビジターズ・コンベンション&ビューロー(HVCB)がグループマーケットの取り組みを強化しており、ザ・カハラもそれに対応。グループセールスチームを結成し、特にハイエンドのグループの取り込みを図る。グループ客は「滞在後、次は家族でのプライベート旅行で戻ってくる傾向もある」という。その他、旅行会社には3世代や母娘など、新たな市場のニーズに対応したカスタムメイドのパッケージ造成を促し、宿泊客に占める日本人比率を現在の25%から35%強に高める意向だ。


▽改装は順調、新施設オープンも

 ザ・カハラでは今年から、約3000万米ドルを投じた全面改装を実施している。現在までに5フロア分の客室を終了しており、残りの客室とドルフィンラグーンは来年6月に終了する予定。その後、ヨガなどができるセッションスペースや水中トリートメントなどのある新たなスパを開設し、現行の5室のスパ・スイートは、プレイエリアのある2ベッドルームのファミリー・スイート2室としてオープンする予定だ。また、ラグジュアリーブランドやリゾートブランドからなるショッピングギャラリーや、プール、屋外のパーティースペースなども設ける予定だ。