日韓海峡沿岸地域、地域外からの誘客で協力継続−広域ルート開発にも着手
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両国を含む広域ルートについては現在、複数のルートを作成しているところ。長崎県観光振興推進本部誘致戦略グループマネージャーの福田三千年氏は、日韓両国のロケ地めぐりや、朝鮮通信使の足跡をたどる旅、陶器など焼物の伝播の歴史をたどるルートなどを例示し、具体的なルートが出揃えば、パンフレットやウェブサイト、メディア露出、セミナー開催などでプロモーションする方針だ。
なお、日韓海峡沿岸観光交流会議の構成団体は、長崎県と福岡県、佐賀県、山口県、釜山広域市、全羅南道、慶尚南道、済州特別自治道で、1992年度から実施。各自治体は青少年交流や修学旅行などの直接的な交流事業のほか、FAMツアーや、パンフレットなど相手国側の広報活動などで協力している。また今回のセミナーに先立ち、ソウルで日本を紹介するセミナーを実施したほか、第3国での共同プロモーションにも着手しており、今年は台湾でセミナーを開催したという。