JTBパブリッシングは10月19日、対象範囲を市区単位に絞ったるるぶ情報版「るるぶ品川区」を発刊する。地域密着型のガイドブックシリーズは、普段の生活では見過ごされがちな地元の楽しさの再発見を重視した編集が特徴。今回は東京湾クルーズ、屋形船、釣り船など、品川の「海」をメインに、歴史、レジャー、伝統工芸、祭事などの多彩な魅力を紹介する。このほか、エリアガイド、グルメ特集、交通ガイドなど、品川区の居住者や勤労者にも役立つ情報を盛り込んだ。初回発行部数は3万8000部で、定価は880円。

　JTBパブリッシングでは地域密着型のガイドブックシリーズ「るるぶ情報版」について、地元に住んでいても知らなかったスポットが多く、需要が高いという。同シリーズは03年11月に発刊した「るるぶ練馬区」を皮切りに、9区10冊を発行。特に「るるぶ練馬区」は初刊2万4000部であったが、版を重ねて計7刷6万6000部の販売を誇り、07年3月には新版を発行するほど好評だという。