大阪商工会議所は、関西国際空港全体構想促進協議会、トルコ航空（TK)などと、トルコの旅行会社を対象にした関西招聘旅行を実施する。TKの関空／イスタンブール線は現在、週3便運航しており、日本人観光客の需要は堅調であるものの、トルコからの訪日客は少ない。トルコ人は親日的で日本文化への関心も高いが、日本の旅行情報がほとんどなく、デスティネーションとして認識されていないのが現状だ。トルコでは経済発展が著しく、富裕層が拡大しており、潜在的需要はある。そこでトルコ発の関西方面の旅行企画を促し、TKの需要を掘り起こしと関空の利用促進に繋げる。

　招聘旅行の参加者はトルコの旅行会社関係者11人で、期間は10月15日から18日まで。大阪、奈良、京都、和歌山を訪れ、東大寺大仏殿や金閣寺見学のほか、トルコが親日的といわれる所以となった1889年の「エルトゥールル号遭難事件」に関係する和歌山県沖本町役場やトルコ記念館も訪問。旅行会社や観光施設などが出展するワークショップも開催する。