チェコ、北海道や九州など地方都市で重点的にプロモーション展開へ

  • 2007年9月18日
 チェコ政府観光局は2008年に、メディア露出を従来から倍増させるほか、北海道や九州などの地方都市でのプロモーションを展開したい考えだ。2007年上半期のチェコへの日本人訪問者数は、前年比6%減の6万933人。これについてチェコ政観日本代表の沖中繁男氏は、ユーロ高や中欧のブームが一段落したなかでは健闘しているとし、「確かに団体は減少傾向にあるが、FITは好調で、情報を取りに来る人も増えている」という。FITのセグメントとしては、女性層や団塊世代が多い。

 沖中氏は、「今年は最終的に5%減程度に抑えたい」とし、今後のプロモーションについて、「取材や広告などメディア露出を倍増する」と言及。また、これまでが首都圏に偏りがちだったことから、地方での需要喚起に着手するという。このプランとして「来年は九州と北海道、再来年は四国や中国など」と語り、V4の各国と共同で実施するなどのプランを示した。さらに、「訪問者数の増加は、オフ対策にかかっている」とし、冬に向けて音楽マーケットなどを提案していく考えを語った。