JTBワールドバケーションはこのほど、上期に設定した企画「ロングバケーション」の下期商品を設定、販売を開始した。下期は16の都市やリゾートで、最短6日から最長14日までのコースを設定。「あと3日いれば、楽しみは3倍です」のコンセプトを掲げ、通常日程よりも長くなった数日分に、従来にない新しい旅の楽しみ方をカセットプランやオプションプランなどの形で提供していく。

　カセットプランは1泊以上の観光付きプランを設定。これらを利用する場合、拠点とするホテルの客室はチェックアウトする必要がないため、貴重品と手荷物のみで小旅行に出ることが可能となっている。例えば、ケアンズやシドニー発のエアーズロック訪問コースは、2泊3日で12万9000円からの追加料金で利用できる。またオプショナルツアーとして、北京では胡弓の体験プログラム、上海では中国書道教室、バンコクではタイマッサージの習得コースなどを用意した。さらに、マンハッタンのコースでアフィニア・マンハッタンに宿泊する場合、全室キッチン付きで炊飯器と米1キログラム、インスタント味噌汁、食器と箸のセットを70米ドルで提供するほか、オアフ島では日本語対応のカーナビを用意するなど、中心ターゲットとする団塊世代にあわせたサポートサービスを設定している。

　上期で人気の高かったデスティネーションは、ハワイ、オセアニア、アメリカ、中国、ヨーロッパ、アジアの順番であった。このうちハワイやアメリカでは8日間と12日間の人気が高く、中国やアジアでは7日間から9日間の販売が好調であった。下期では全体で700名の送客を目指している。