KNT、6月の総取扱高は7.5%減の452億4500万円−国内・海外ともに前年割れ

  • 2007年8月3日
 近畿日本ツーリスト(KNT)の6月の総取扱高は、前年比7.5%減の452億4555万1000円であった。このうち海外旅行は16.8%減の153億3015万7000円、国内旅行は0.4%減の285億421万5000円となった。海外旅行は、学生団体旅行が好調さを維持して前年を上回ったものの、一般団体や企画旅行、個人旅行が振るわなかった。特に一般団体は前年が好調であった反動もあり33.7%減となり、企画旅行もホリデイが5月に比べ回復はしたものの伸びは見られず、7.9%減と低調であった。団体旅行で、韓国とハワイについては前年実績を上回っている。またホリデイの取扱額は、3ヶ月連続で前年割れが続いており、方面別では韓国、台湾、インドネシアが比較的好調であった。

 国内は、団体旅行のうち一般団体がイベント関係の取り扱いなどの好調さにより10.6%増となり、学生団体の伸び悩みをカバーして合計では2.1%増。企画旅行もメイトが九州、沖縄、東京地区、関西地区の商品を中心に好調で、全体でも9.4%増となった。ただ個人旅行はJR件や航空券、宿泊券などが低調で、合計で13.9%減であった。