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クイーン・メリー2、横浜への寄港が決定−日本向け商品も予定

  • 2007年7月31日
 キュナード・ラインのクイーン・メリー2(QM2)が、ワールドクルーズの途中の2009年3月6日に、横浜港に寄港することが決定した。QM2は総トン数が15万1400トン、全長が345メートル、キャビン数1310室、乗客定員2620人のクルーズ船で、過去日本に寄港した客船の中では最大のものとなる。QM2の大きさから、横浜ベイブリッジの下をくぐることができないため、大さん橋国際客船ターミナルではなく大黒ふ頭に停泊する予定だ。

 今回のワールドクルーズは、2009年の1月13日から4月14日の90日間で、フロリダのフォートローダーデールからニューヨークへ向かうもの。途中、中・南米、ロサンゼルス、ハワイ、オセアニア、日本、香港、東南アジア、中東、エジプト、ヨーロッパの順番で経由していく。横浜への寄港はシドニーの後となり、横浜を出たQM2は香港へ向かうスケジュールだ。横浜では3月6日の午前7時に入港し午後5時に出向する予定。

 キュナード・ラインの日本地区総代理店(GSA)を務めるクルーズ・バケーションでは、日本での商品提供やプロモーションを予定しており、「料金や割り当てられるキャビン数など本社との交渉次第だが、できるだけ多くの方にお乗りいただきたい。近々に発表できるように進めていく」と意欲を見せた。なお、引退が決まっているクイーン・エリザベス2(QE2)が2007年3月に横浜に寄港した際には、日本向けの特別区間クルーズとして、シドニー/横浜間と横浜・大阪/シンガポール間のそれぞれに50名前後の仕入れを確保し、完売している。